丑の刻参りの正しい服装と手順

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日本での呪詛として一番有名な丑の刻参り

どうしても許せない、憎くて仕方のない相手がいる方もおられるでしょう。

今回は丑の刻参りの正しい作法をお教えしましょう。

・丑の刻参りの服装

丑の刻参りでは基本とされる服装があります。 それは

白い着物

胸に鏡をつるす

一本歯の高下駄

火のついた三本のロウソクを立てた

五徳(コンロや七輪に鍋を乗せる時に使う金具)を頭にかぶる

というものです。

これでどこからどう見ても丑の刻参りの参拝者だとわかります。

丑の刻参りのことを知らない人でも普通じゃない人だいうことはすぐにわかりますね。

・丑の刻参りの手順

このような恰好で丑の刻(夜中の2時頃)に神社に参詣し、ご神木に相手に見立てた

藁人形を五寸釘(約15センチ)で打ち付けます。

これを七日間続けると、相手を呪い殺せるとされています。

ただし、丑の刻参りを誰かに見られてしまうと効果はなくなると言われています。

・丑の刻参りは宇治の橋姫伝説から

こういった丑の刻参りの呪詛は「平家物語」に登場する

橋姫の伝説から生まれたと言われています。

橋姫は浮気者の夫とその相手を怨み、生きたまま鬼神になろうと貴船明神に祈願したところ

37日間宇治川に身を浸すようにというお告げがあり、ついに姫は生きながら鬼神となり夫と

浮気相手を呪い殺したのです。

この時、姫が頭に鉄輪を乗せたことから、鉄でできた輪である五徳をかぶる、という

姿になったようです。

・丑の刻参りまとめ

人を呪い、怨む気持ちは多少なりとも誰にでもあるものです。

しかし、それを呪詛という形で実行してしまうのは払う代償があまりにも大きいでしょう。

丑の刻参りの姿はすでに人間として尋常な状態ではありません

神社のご神木に15センチもある釘を打ち込むというのも、常識のある社会人として

ありえない行為で、そもそも犯罪です。

昔から人を呪わば穴ふたつという言葉がありますが、このとは墓穴のことです。

つまり、呪われた相手も死ぬが呪った本人も死ぬ、という意味です。

実際に呪詛を行った人がなんらかの形で命を落とす、というのはよくある話のようです。

丑の刻参りは日本の怪談の定番でもありますが、軽率に行ってはいけません

神さまを侮辱し、自分の命まで捨てる事にもなりかねない恐ろしい行為なのです。


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