パワースポット!徳島のパワーストーン「阿波の青石」 | 全国パワースポット案内所
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目次
阿波の青石とは
阿波の青石は、太古より阿波人に取って生活に欠かせない石であり、庭石にはもちろん、石碑や古墳の葺き石にも多く使用され、神社やお寺にそれは見られます。
大地と大地のぶつかり合いの運動エネルギーにより生まれた緑泥片岩
https://saitodev.co/article/%E9%98%BF%E6%B3%A2%E3%81%AE%E9%9D%92%E7%9F%B3/
日本列島の真ん中には、九州から四国(四国の真ん中)を経由して関東に向けて、中央構造線が走っており、その外側にある三波川変成帯が互いの摩擦により、それが結晶片岩、つまりは青石をうみだしているのです。
青石とは、学術名称だと『緑泥片岩(りょくでんへんがん)』とされ、成分はアルミニウム、鉄、マグネシウムを含む水ケイ酸であり、緑泥片岩が地中深くで地殻変動などにより、「動力変性」を受け形成されたモノです。
難しい話しですが、「動力変性」とは、地面の運動エネルギーにより二つのプレートがぶつかり合い生まれる性質の事です。
阿波の青石、海を渡る
青石と言えば、徳島県と言われるぐらい、良質な青石を採掘出来る場所は徳島県などの四国だけとされています。
当然、緑泥片岩は中央構造線が走って三波川帯がある地域には必ずあるのですが、どういう理由か?
畿内の古墳等には、阿波の青石が使用されているのです。
わざわざ当時の人々は、阿波の青石を畿内まで運び古墳の資材に使用するとは、当時のこだわりが見られます。
しかも当時は、明石海峡大橋や瀬戸内海大橋は無かったので、全て船で運びました。と、言いますか貨物船が楽々に運搬できます。
阿波でも、東へ行くほど青石は悪くなる
当然、そんな良質な青石が取れる阿波の青石ですが同じ三波川帯にあっても、剣山から眉山までしか良質な青石はとれません。
そこから先は、質が良くないそうです。
青石がある神社と無い神社
http://www.komainu.org/tokusima/myouzaigun/TakeminatomiSuwa/take.html
徳島県の神社と言えば、ほとんどが青石を使用されていると思われていますが、どういうわけか?使用されていない神社もあります。
その代表が、前に取り上げた『多祁御奈刀弥神社』です。
こちらは、良質な青石が採れる地域にありながらも、青石は何処にも使用されていません。
徳島県の阿波古社めぐりでも、この点を注目したいですね。
阿波の青石、海を渡る その2(世界へ)
昭和31年の事、巴里に阿波の青石が運ばれました。
それは、彫刻家イサム・ノグチの設計によるもので日本庭園に阿波の青石を選び、更にその中から良質な青石であると麻植郡鴨島町森藤の森藤石を選定し、徳島市助任橋南詰の川畔で現寸によるガーデン・デザインを一般に公開した。
西洋的な美しさのある阿波の青石
1933.5.30の徳新夕刊には、精神医学者であり、又絵画・工芸方面にも活躍していられる式場隆三郎氏が阿波の青石を以下の様に褒め称えている。
それは『阿波の青石のよさ』と題して、「青石の東洋的できよらかさがあり、色のきれいな石はお目にかかったことがない。
~中略~
あの石は新しい建築に合う、徳島の人はもっとあの石を建築に生かすべきである」と述べられています。
青石は田畑の肥料になる
https://kojodan.jp/castle/87/memo/3744.html
阿波の青石がスゴイ所は、庭などのオブジェ、建築の葺き石、基礎、石垣だけでは無く、農業の肥料としても最適なのです。
阿波の青石は、砕けて土になると非常に肥えた肥料になります。
その土にカヤを梳きます。
これを「忌部農法」と言います。
徳島県民が誇るパワーストーン「阿波の青石」
阿波国の神様と言えば、オオゲツ比売であり、オオゲツ比売とは、食の女神様です。
ここで医学といいますか生物の神秘構造の話しになりますが、生き物は、食により、小腸から分解または、原子構造の変換により、栄養素を血液に流すのです。
生物の体内では、食べた物をまったく違う原子に作り替える事は、まさに生命の神秘でもありますが、食は命であり、血と肉になるのです。
阿波国を主神女神にした阿波国の偉大さが伺えます。
そして、徳島県民が誇るべきパワーストーンが阿波の青石なのです。
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