資格が必要なの?神職になるための方法 | 全国パワースポット案内所
全国におよそ8万8000社以上あるという神社。
ここでお仕事をしているのが神職さんです。
神職さんになりたいと憧れる方も多いのではないでしょうか。
神職さんになるための方法について、実際に神職さんにうかがってみました。
目次
・国内に二つしかない大学
神職にるための勉強ができる四年制大学は全国に二校しかありません。
東京・渋谷にある國學院大學神道文化学部
三重県伊勢市にある皇學館大学神道学科です。
こちらでは神職として必要な知識や祭式など学べ、
卒業時に神社本庁の神職資格を取得できます。
入学には通常の入試やAO入試などがありますが
神社の跡取りでないと入学できないなどという事はありません。
・四年制大学以外で資格を取る
神職資格を取得する大学以外の手段はいくつかあります。
・國學院大學、皇學館大学の神道学専攻科で取得する
(1年間・大学卒業資格が必要)
・神宮研修所、京都國學院、大社國學館などの神職養成所で取得する
(2年間・高校卒業資格が必要・年齢制限有)
・神職養成講習会(國學院大學、皇學館大学など)で取得する
(1ヶ月程度・神社庁の推薦書が必要)
これだけを見ると神職養成講習会が一番手っ取り早いように思えますが、
神職養成講習会は元々神職としての奉職(神社では就職ではなく奉職といいます)が
決まっている人や、実家が神社で家の手伝いをしたい、というような人のためのものです。
突然神社庁に行って推薦書を書いて欲しい、といっても難しいでしょう。
神職(神主)と聞くと、公務員的な仕事で境内の掃除でも
しておけばいいというようなイメージを持たれる方が
多いようですが、実際は日々の行事やお祭りの準備など力仕事も多く
事務仕事もあり近隣の方達とのコミュニケーションも必要で
マルチな能力を求められる職業です。
しかも、土日祝日に行事や結婚式などが多いため休日が少なく
公務員ではないのでお給料も安定しているとは決していえません。
実際せっかく資格を取ったにも関わらず、最初のイメージと違うと
辞めてしまわれる方も多いそうです。
しかし、世の中でのイメージと違うといえ、神社は地元の方達の大きな心のよりどころと
なっていて苦労が多い分、やりがいのある素晴らしいお仕事でもあります。
お話をうかがった神職さんも、やる気のある方はぜひ神職を目指してくださいね
とおっしゃっていました。
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