パワースポット!芦峅寺に鎮座する「雄山神社・中宮祈願殿」 | 全国パワースポット案内所
目次
神仏習合の名残り漂う【雄山神社 中宮祈願殿】とは
芦峅寺(あしくらじ)は、前立社壇から立山街道を10Kmほど登ったところにある富山県中新川郡立山町の地名で立山連峰の玄関口で、樹齢500年を超える杉林の中にあり神聖な空気に満ちている。
そこに鎮座するのが雄山神社「中宮祈願殿」である。
立山の主峰「雄山」が正面見える位置にあり、雄山神社の開祖である佐伯有頼が晩年を過ごしたところと云われ、またこちらは、女人禁制であった立山信仰において、女性が立ち入る事が出来た最終地であった。
「中宮祈願殿」は江戸時代までは大講堂と呼ばれていた建物で、雄山大神を始めとする立山山中36社の神が合祀されている。
芦峅寺は、もとは神仏習合の形態であった当時の「雄山神社 中宮祈願殿」の寺名で、中宮寺とも呼ばれていた。
芦峅寺のほとんどを占める佐伯姓の祖先は、神仏習合の霊場「立山」を開山したことで知られる佐伯有頼(さえき の ありより)だといわれている。
「中宮祈願殿」が拝殿であり、本殿は、「立山大宮」と「立山若宮」がある。
「中宮祈願殿」の参道は、立山の力を直接もらえるパワースポットとして有名で、その参道を直進した境内のほぼ中心には立山を開山した「立山開山御廟(佐伯有頼廟)」がある。
立山は中世まで「たちやま」と読んだ。
神が立ち現われる霊山である。
御由緒
神社の由来を見ると、「文武天皇の大宝元年(701年)越中国司佐伯宿祢有若卿の嫡男有頼少年が白鷹と熊に導かれ霊峰立山を開き、勅命により山麓 芦峅の地に立山雄山を奉斎する根本中宮を始め、壮大なる神社仏閣が建立された」とある。
御祭神
主祭神
相殿
立山大宮
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
第四十二代文武天皇
佐伯宿禰有若公
立山若宮
天手力雄神(あめのたぢからおのかみ)
稲背入彦命
拝殿
両本殿(立山大宮、立山若宮)主祭神をはじめ立山全山36末社の神々を合祀
創建
不詳
ご利益
自己開花、身体機能の向上ほか
パワースポットとされる所以
当社は、立山連峰を祖山とするパワースポットとされ、立山連峰の龍脈(風水学における大地の下を流れる巨大なエネルギーの河を指す)は弥陀ヶ原(富山県中新川郡立山町芦峅寺 中部山岳国立公園内にある高原)を経て雄山神社 中宮祈願殿と前立社壇に流れており、ミクリガ池(富山県中新川郡立山町の標高2,405mに位置する池)にも気がたまっているといわれる。
見どころ
立山大宮(西本殿)
祭神は「立山権現 伊弉那岐大神」(たてやまごんげん いざなぎおおかみ)、相殿に「文武天皇」(もんむてんのう)と「佐伯宿祢有若公」(さえきすくねありわかこう)。
佐伯宿祢有若は開祖有頼の父親とされる人物。
立山大宮は、当中宮の末社という扱いながら、本来は立山信仰の中心的社殿であった。
かつては本殿・大拝殿と偉容を誇っていたが、明治初年、山中よりの落石により、両殿とも失われた。
立山若宮(東本殿)
「立山若宮」は岩の上に鎮座しており、別名「岩の宮」とも呼ばれている。
境内最古の建物で、承久二年(1220年)の造営。
祭神は、刀尾天神(天手力雄命/あめのたじからおのみこと)、稲背入彦命(いなせいりひこのみこと)、佐伯有頼命(さえきありよりのみこと)。
霊峰立山を登拝する者は、必ず先に当社を参拝するを例としたという。
アクセス
所在地
〒930-1406 富山県中新川郡立山町芦峅寺2番地
お問い合わせ先
TEL:076‐482-1059
交通機関
【公共交通機関のご利用】
- JR「富山駅」から富山地方鉄道 立山線に乗り換え「千垣(ちがき)駅」下車
- 千垣駅前より町営バス「芦峅寺行き」乗車にて約5分、「雄山神社前」終点下車すぐ
※バスは1~2時間に1本程度、タクシーで約5分。
【自動車のご利用】
- 北陸自動車道 立山ICから約30分、富山ICから約35分 ※無料駐車場:数台有り
ホームページ
http://www.oyamajinja.org/kiganden.htm
マップ
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