パワースポット!日本最古の神明造り「仁科神明宮」を紹介 | 全国パワースポット案内所
目次
日本最古の神明造り【仁科神明宮】とは
当社は、長野県北安曇郡社村字宮本に鎮座し、天照大神を奉祀している。
現在の建物は江戸時代のはじめのものとされるが、現存するわが国最古の神明造りの様式を正確に伝えていることから、本殿・釣屋・中門は国宝に指定されている。
社宝は、室町時代初めの永和2年(1376年)から現在までの遷宮の様子を伝える棟札や、鎌倉時代に造られた銅製の懸仏(かけぼとけ/仏は神が姿を変えたものとする神仏習合の考えから御正体(みしょうたい)ともいう)、銅鏡、社印などが多数残されており、このうち胸札27枚と懸仏5面が、国の重要文化財に指定されている。
昭和51年(1976年)、映画「犬神家の一族」のロケ地として使用された。
御由緒
伊勢神宮領仁科御厨(伊勢神宮の庄園)を守るために、この地方の支配者だった仁科氏により祭られ、以降、1000年以上にわたり20年に1度の遷宮を行っている、古社である。
仁科氏の歴史を綴った「仁科濫觴記(にしならんしょうき)」によると、「崇神天皇の末の太子」で「垂仁天皇の弟王」である仁品王(仁科氏の祖)が当地に降臨し、氏神として天照皇太神の廟を建造して宮本神明宮と命名したことに始まるとされ、「毎月16日に参拝した」とあるが、創始年代は不明。
神宮雑例集によると後冷泉天皇の永承年間(えいしょう/1046年~1052年)にはじめて信濃に御厨が建立されたとあり、この時にはすでに建立されていたのではないかと考えられている。
天正10年(1582年)に、仁科氏が滅びて以降は、松本藩主 小笠原貞慶が神領として朱印15石を寄進し、以後松本藩主代々の祈願所とされた。
御祭神
天照皇大神(あまてらすおおみかみ)
ご利益
所願成就など
見どころ
太々神楽(だいだいかぐら)
例祭に奉納される能を取り入れた神楽で、剣の舞・岩戸神楽・水継・五行の舞・幣(ぬさ)の舞・竜神神楽・道祖神の七座(明治以前はこのほかに”大蛇の舞”があった)から成る。
全国的にも類例のないものとされている。
長野県無形文化財(昭和44年(1969年)指定)
古式作始めの神事(こしきさくはじめのしんじ)
伊勢神宮の祈年祭(としごいのまつり)にならって行われている神事で、3月15日に奉納が行われる。
古くからその年の作柄の豊凶を占う神事として行なわれる。
長野県無形民族文化財(平成2年(1990年)指定)
三本杉
1979年(昭和54年)3月30日、突風により「三本杉」の中央の杉の木が、根元の癒着の為に倒伏しました。
その根元の部分をもとの位置に復元保存している。
周囲5m余、高さ50m余、樹齢推定800年余。
社叢(しゃそう)
指定区域の面積は19,258㎡、杉、檜が主で、他に、赤松、栗、小楢、栂、樅等があり、いずれも巨木、大木である。
長野県天然記念物(昭和44年(1969年)指定)
アクセス
所在地
〒398-0003 長野県大町市社宮本1159
お問い合わせ先
TEL:0261‐62‐9168
交通機関
【自動車のご利用】
◆安曇野ICから車で30分
◆長野ICから車で70分
◆JR大糸線信濃大町駅からタクシーで10分
◆JR北陸新幹線長野駅から(⇒特急バス60分→タクシー10分)
ホームページ
http://www.sinmeigu.jp/
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