神社で神主さんが本当に困った参拝客の行動トップ3
最近のパワースポットの盛り上がりは、ブームと言ってもいい規模になりましたね。
私がよくお話をうかがう神主さんの神社にも、そういったパワスポ好きと思われる参拝客が増えているそうです。
人が増えてにぎやかになるのはもちろん神社さんにとってもうれしいことです。
でも、ちょっと困った事も…
神主さんから参拝客さんへ、いくつかのお願いをうかがってきました。
目次
・神主は霊能者ではないですよ
「神主さんは霊がみえますか?」「除霊はできますか?」
本当によく聞かれるそうです。 結論としては「みえませんし、できません」。
もちろん中にはそういった神主さんもいらっしゃるかもしれませんが、神主とは本来霊能者でも拝み屋でもありません。
神様と私たちの間をとりもつ役割の方で、お仕事以外ではごく一般的な生活をされています。
ところが中にはお電話などで「除霊してほしい」と相談される方も結構いらっしゃるそうで…
できませんとお伝えすると電話口で何時間も泣かれてしまい、とうとう「ご祈祷いたしますのでお越しください」と
お返事した事もあるそうです。
つい、神主さんにはなにか特別な力があるんじゃないかと思って見てしまいがちですが、実際は普通の人です!
そうかな、と思ってしまっても心の中だけに留めて神主さんを困らせないであげてくださいね。
・時間までにお願いします
よく神社で誤解されがちなことなのですが、神社は24時間営業ではありません。
実は神社にも「閉門」というお店で言うところの閉店時間があるんです。
時間外でも対応してくれる神社さんもありますが、ほとんどの神社さんは対応できる時間帯が決まっています。
お話をうかがった神社さんでは基本的に4時半には閉門となるそうです。
その時間を過ぎるとご祈祷はお断りしているそうですが、中には「遠くから来たのでどうしても」と懇願されてしまい、
真っ暗な中ご祈祷を行ったこともあるそうです。
お参りの予定の神社の閉門やご祈祷の受付終了時間を事前によく確認して、無理のないスケジュールでお参りしたいものですね。
・「参拝客さん」へお渡ししたいのです
「お守り、お札を送って欲しい」
これも最近よくある問い合わせだそうです。
通信販売をされている神社さんもありますが、お守りもお札も本来は「神社に参拝に来られた方に授与するもの」です。
遠方でお参りできないから、ご利益があると聞いたから…と理由は様々だと思いますが、神主さんは
「お参りできないくらい遠方の神社ではなく、ご自分の足で参拝できる神社さんへお参りして欲しいですね」とおっしゃっていました。
超有名神社のご利益ばっちりお守り!と聞くとどうしても欲しくなってしまいそうですが、まずは「神様にご挨拶する」のが肝心なんですね。
いかがでしたか?
私も遠方へ行く友達にお守りをお願いしたことがあり、ちょっぴり耳が痛かったです。
神社さんに対する思い込みや勘違いで、神主さんはじめ職員の方々にご迷惑をかけないよう、きちんとした態度でお参りをしたいものですね。
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