箱根神社の境外社【九頭龍神社本宮】とは
出典:神社・パワースポットJP https://www.power-spot.jp/kuzuryu/
目次
関東総鎮守箱根大権現 箱根神社の境外社【九頭龍神社 本宮】とは
九頭龍神社はもともと、箱根神社の境外社として創建された。
奈良時代の天平宝字元年(757年)、万巻上人(まんがんしょうにん)が湖に棲む『九頭の毒龍』を調伏し、湖の主・龍神として鎮斎されたのが始まりとされ、この伝説を今に再現する龍神湖水の神事が毎年6月13日の例祭に、また毎月13日の月次祭(つきなみさい)に斎行されている。
依頼、連綿として祭りは継承され、執り行われているが、これは、箱根神社創建の由来を物語る大切な祭典(8月1日の例祭)の宵宮祭(よいみやさい/前夜祭の意)としての役割も持っている。
神仏習合の先駆者【万巻上人】とは
万巻(まんがん)は、奈良時代の僧。
万巻上人、萬巻上人などとも呼ばれる。
20歳で受具剃髪(出家)し、一万巻にも及ぶ経典を呼んだので万巻(萬巻)と称され、日本全国の霊場を巡行した。
天平勝宝元年(749年)鹿島郡大領中臣連千徳、元宮司中臣鹿島連大宗とともに鹿島神宮寺の建立をした。
なお、鹿島から箱根に向かう途中、海に炎が上がり魚が死んで漁民が苦悩しているのを目撃したので読経をすると、薬師如来が顕われて法力で温泉を海から山に移すように教導したので、37日間の断食祈祷で実現したとされる。
これが熱海温泉の由来とも伝承されている。
天平宝字元年(757年)朝廷の命を受けて、箱根山の山岳信仰を束ねる目的で箱根山に入山し、神山や駒ケ岳で3年間修行して、相模国大早河上湖池水辺で難行苦行の功で箱根三所権現(法躰・俗躰・女躰)を感得した。
そして、夢の中の神託により、箱根権現を祀る社殿(現・箱根神社)を建立した。
また、芦ノ湖に住む9つの頭を持つ毒龍(九頭龍)が荒れ狂って村民を苦しめていたのを法力で調伏したとされる。
調伏された九頭龍は懺悔して宝珠・錫杖・水瓶を持って万巻上人に帰依したので、湖の主・水神(九頭龍権現)として祀る社殿(現・九頭龍神社)を建立した。
天平宝字7年(763年)多度権現の神託で多度神宮寺を建立した。
万巻の没年は不明だが、その「奥津城」(墓地)は、箱根神社の北参道の入り口近くにあり、現在、毎月24日に月次祭が行われている。
出典:箱根事典 http://hakonemag.com/area-guide/96
御祭神
九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)
創建
天平宝字元年(757年)伝
ご利益
金運アップ、開運、商売繁盛、縁結びなど
特に縁結びの神様として人気で、良縁祈願する人の聖地的存在となっている。
境内社
白龍神社
鎮座地:箱根町元箱根和田ノ角(箱根樹木園内)
御祭神:白龍大神
白い鳥居がある当神社は、その昔、箱根権現でお祀りされていた「白和龍王(しろわりゅうおう」の名を略したもので、例祭は、毎年6月13日、九頭龍神社本宮の例祭に引き続いて行われている。
社伝によると、白和龍王は、江戸時代末まで左鵲王(さじゃくおう)と右鵲王(うじゃくおう)と呼ばれる神々と共に箱根権現でお祀りされていた龍神と伝えられている。
出典:日光二荒山神社ホームページ http://www.futarasan.jp/event_sys.shtml?245
弁財天社
鎮座地:九頭龍神社本宮境内
御祭神:市杵島姫命(いつきしまひめのみこと)
奈良朝の昔、箱根山霊場の一つ堂ヶ島に天女が降臨され、弁天様と習合して、鎮祭された。
爾来、近世に至るまで此の地で祭祀が斎行されてきた。
明治新政府の指導により、神仏分離、境内地の上地等(国有地化)が行われ、堂ヶ島は箱根離宮となった。
昭和5年(1930年)、豆相地震により御社殿も箱根離宮も倒壊したが、再建されなかった。
戦後、国の手を離れ、神奈川県が管掌する恩賜箱根公園となり、弁天様は箱根神社に遷されたが、昭和39年(1964年)、本宮が移設、鎮祭されたのを契機に弁財天社も勧請奉斎された。
出典:神社と御朱印 https://jinja.tokyolovers.jp/kanagawa/hakone-machi/hakone-kuzuryujinja
九頭竜神社 新宮
御由緒
鎮座地:箱根神社境内
御祭神:九頭龍大神
神奈川県足柄下郡箱根町の元箱根にに鎮座する当社は、龍神湖水の祭に因んで建立された新宮で、芦ノ湖の湖心近く御鎮座されている本宮より、御分霊を奉遷し、鎮祭された。
本宮は、古くから湖水祭・庭上の儀が執り行われてきた祭場であるが、これを継承発展するとともに、お参りしやすいようにと願い、平成庚辰の年に新宮が建立された。
出典:じゃらん http://www.jalan.net/yad344295/blog/entry0002952902.html
龍神水
新宮で龍神水とは、「箱根大神の陳明日箱根山を源とし権現見た以来の池を称奉り、九頭竜神が御守護り給う芦ノ湖をわき満たす龍神甘露の水で、故に掌にうけて口を漱げば一切の不浄を洗い清めこれを家の神棚に供えて用ふれば家内清浄縁起の養生となる。」とされ、箱根神社の社務所で、お水取り用に龍神ステッカー付き小型ペットボトルが受けられる。
出典:箱根神社(九頭龍神社)の社務日誌から・・・ https://blog.goo.ne.jp/hakone-jinja/e/6f6d4fa65cfba9e970ee1bcb7449bd20
【九頭龍神社】へのアクセス
所在地
〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根防ケ沢(箱根樹木園内)
お問い合わせ先
TEL:0460‐83‐7123(箱根神社)
交通機関
(1)船で行く。
毎月13日のみ、箱根芦ノ湖遊覧船が当社参拝船として近くの神山桟橋まで運行。(有料)
その他、モーターボートが、箱根園・元箱根・箱根・湖尻から利用可(有料)。
(2)徒歩で行く。
ザ・プリンス箱根の横から「歩行者・自転車専用道路」(一般車両通行禁止)で、当社のある樹木園の坂下門入口まで、約30分。
出典:SELF COMPASS https://selfcompass.jp/shinto-shrine-160802/
ホームページ
http://hakonejinja.or.jp/
マップ
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