パワースポット!天岩戸伝説のモデルにされた?「立岩神社」を紹介
http://park17.wakwak.com/~happyend/kihara/taka01/taka01.html
目次
天岩戸伝説のモデルにされた?立岩神社とは
「空より、降り来る巨石」
「古事記」には、以下の様に記されています。
天岩戸の近くには、天香山があり。と。
天香山といえば、奈良の香具山を思い浮かべますが、実際はどうなのでしょうか?
ここでは、各地の風土記を紹介します。
阿波国風土記
そらより降り下りたる山のおおきなるは、阿波国に降り下りたるを、天のもと山と云い、その山のくだけて、大和国に降り着きたるを天香具山というとなん申(まをす)。
伊予国風土記
天山(あめやま)と名づくる由(ゆえ)は、倭(やまと)に天加具山(あめのかぐやま)あり。
天(あめ)より天降(あも)りし時、二つに分かれて、片端(かたはし)は倭(やまと)の国(くに)に天降(あも)り、片端(かたはし)はこの土(くに)に天降(あも)りき。
因(よ)りて天山(あまやま)と謂(いい)ふ、本(もと)なり。
さて天岩戸伝説は、この文面から察するに、天岩戸とは巨大隕石? だという事がわかります。
実際に阿波の山、神山町には、その巨大隕石が山の上で縦割れして、御神体となっている立岩神社が鎮座されます。
立岩神社へアクセス
http://kuukaiwokanjitai.web.fc2.com/shikoku/reijou/16_00_tateiwa/16_00_tateiwa.html
こちらへの神社へ訪れるには、死を覚悟して下さい。
運転に人身の無い方には、あまりオススメできません。
と、言いますのも、阿波の山道は危険な道が多く、この立岩神社への道もその一角だからです。
それと、ナビは当てになりません。
必ず、観光会社か、地元住民から地図を貰いましょう。
そして、危ないと感じたら引き返して下さい。
命の保証は致しません。
我が身は、自分で守りましょう。
さて、そんな命とギリギリな道を乗り越えたた参拝者さんは、もしかしたら當社に導かれたのかも知れません。
最も近年では、地元の歴史研究団体さんと観光団体が連携して、道を整備して下さったと言う話しを聞きます。
さて最初の第一鳥居をくぐりますと、右手に石積みの古い灯籠があります。
そして、人一人幅の狭い道を通りまして、木製の鳥居と自然石を積み上げた階段が迎えてくれます。
しかしそんなモノよりも、あなたの眼フレームに、巨大岩をお届けします。
御利益?
そんなモノこの人知を超えた巨石の前では、小さな望みだと言うのが、道中を無事に乗り越えた参拝者なら解る事でしょう。
ちなみにこちらの御神体は、女性を象徴されています。
そうです、「天石門別八倉比売神社」にも出て来た、鶴岩によく似ています。(スケールは段違いですが……)
當社での見所はこれだけですが、物理にモノを言わせる事には、これだけで『圧巻』です。
際神
際神は、「志那都比古神」と「志那都比売神」で二柱とも同じに多様な名前ですから、双子かあるいは、「向かい風、追い風」を象徴しているのかも知れません。
そして、「弥都波女神」と云う。
水の神様もいます。
何やら、このえにしには徒ならぬ。
深い関係がありそうですね。
天岩戸の戸=門
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%B2%A9%E6%88%B8
天岩門を天岩戸とするから、洞穴に女神、天照大神が入り込み大きな岩を神力で動かして閉じ籠もったと解釈されるのです。
これでは、『戸、門』どちらの漢字を当てはめても、真実に辿り着け無い。
しかし、『門(と)』はとても、重要である。この様に読む漢字を徳島県に来た時、目にしたのでは無いのでしょう?
そう、それが渦潮で有名な鳴門です。
切り裂かれた山間の谷間で、海の渦潮が鳴る
『門』とは、大きな同じモノが二つに別れたモノを意味します。
なんだか、鶴岩のモデルに近い感じがします。
そう考えると、ヤマト伝説も……。
この辺の考察は、また別の機会にしますね。
長鳴鳥の東天紅(トウテンコウ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%A4%A9%E7%B4%85%E9%B6%8F
古事記の世界では、神々が何とか天照大神を天岩門から出すために、一つのアイデアとして長鳴鳥たちを集めて、朝を告げさせ、天照大神を出そうとしました。
もちろん天照大神は、出て来ませんでしたが、こちらの長鳴鳥は、実在します。
それが、昭和11年に天然記念物に指定された高知県の『東天紅』になります。
こちらのニワトリさんの親戚である東天紅さんは、一鳴きで、世界記録で30秒を叩き出した記録を持っています。
今では、高知県にしかいませんが、当時は阿波の神山にもいた事を考えるとまんざらでも無いと感じられます。
また更に、東天紅さんは天性の美声とも言われ、本当に綺麗な声で鳴いて下さいます。
結局、天岩門(戸)伝説とはナンなのか?
それは、『天石門別八倉比売神社』の文字と残った古墳を見れば解ります。
そうです、天岩門(戸)は、古代の石棺桶を意味するのです。
しかし、同時に、生命の象徴をも同時に意味しています。
本当の御利益とは、生命を感じる事では無いのでしょうか?
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