農業神のパワースポット【馬場都々古別神社】
目次
【馬場都々古別神社】とは?
「馬場都々古別神社」(ばばつつこわけじんじゃ)とは、福島県棚倉町に鎮座する神社です。表向きでは古名の「都都古和氣神社」を正式名称に改めています。
創建に関しては、縁起によると、景行天皇の時代において皇子の日本武尊による起源伝承を伝えています。
真偽は定かではないようですが、伝承による建鉾山は5世紀代の東北地方有数の祭祀遺跡として知られています。
建鉾山山頂には、「立鉾石」と称する磐座があり、この磐座を対象として祭祀が行われいた、と見られています。
山麓には、現在も関係社の都々古気神社が鎮座しています。
馬場都々古別神社には祭事や神事の面で農業神の性格が強く見られることと考え併せて、農業神として創建されたと推測されています。
御祭神には、味耜高彦根命(アジスキタカヒコネノミコト)、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が祀られています。
交通安全、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全の御利益があるとされています。
【馬場都々古別神社】の見どころ
馬場都々古別神社の社殿のうち本殿は、1594年佐竹義宣による再建とされています。
1625年の神社遷座の際に、もともとの棚倉城の地から解体移築された、と伝わる流造の本殿や向拝一間の唐破風を持つ拝殿は荘厳です。
境内には棚倉町出身の近代画家・勝田芭琴の筆塚もあります。
彫刻が施されていない等、全体的に簡素な造りになっており、東北地方では数少ない桃山期の本殿建築とされています。この本殿は国の重要文化財に指定されています。
社宝には、鎌倉時代に源義家が寄進したとされる長覆輪太刀二口(国の重要文化財)や、赤糸威鎧残闕(国の重要文化財)などがあり、数多くの貴重な文化財が保管されています。
また、本殿の後背には「馬場古墳」と称される古墳があります。
境内では、例年4月上旬から中旬にかけて、白色の桜が見ごろを迎えます。
【馬場都々古別神社】周辺の見どころ
馬場都々古別神社周辺では、棚倉城跡(亀ヶ城公園)が四季折々の景色を楽しめるのでオススメです。
例年、4月下旬~5月中旬にかけて色鮮やかなツツジの花が見ごろを迎えます。また、秋になると見事な紅葉を楽しむことができるスポットです。
【馬場都々古別神社】へのアクセス
所在地
福島県東白川郡棚倉町大字棚倉字馬場39
お問い合わせ先
0247-33-7219
交通機関
JR水郡線 磐城棚倉駅より徒歩で約15分
ホームページ
http://www.town.tanagura.fukushima.jp/sp/page/page000339.html
マップ
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