浄土世界を感じるパワースポット【毛越寺】
目次
【毛越寺】とは?
「毛越寺」(もうつうじ)とは、岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗の寺院です。
850年、中尊寺と同年、円仁(慈覚大師)によって創建された、と伝えられています。
現在の本尊は薬師如来、脇侍は日光菩薩・月光菩薩です。
境内は「毛越寺境内 附 鎮守社跡」(もうつうじけいだい つけたり ちんじゅしゃあと)として、国の特別史跡、庭園は「毛越寺庭園」(もうつうじていえん)として特別名勝に指定されています。
2011年には、「平泉ー仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群ー」の構成資産のひとつとして世界遺産に登録されました。
平泉中尊寺、松島瑞厳寺、山形立石寺とともに「四寺廻廊」という巡礼コースを構成しています。
【毛越寺】の見どころ
毛越寺では、ぜひ浄土庭園を散策して、平安の貴族文化に思いを馳せてみましょう。この庭園は、浄土の世界を地上に表現したと伝わっています。
浄土庭園の素晴らしい景観は、平安時代に書かれた日本最古の庭園書である作庭記に基づいて造られた学術的にも大変貴重なものです。
臨池伽藍跡(史跡)は、日本庭園史上にも特に貴重な遺構として調査の上、旧観に復されました。
毛越寺では、毎年1月20日には常行堂の奥殿に安置されている秘仏摩多羅神の祭儀である「毛越寺二十日夜祭」が行われます。厄年の献膳行列など無病息災を祈願するお祭りです。
5月1日~5月5日には「春の藤原まつり」が行われます。藤原四氏の供養や延年の舞(重要無形民俗文化財)、源義経主従にまつわる様々な行事が行われます。
5月第4日曜日には、「曲水の宴(ごくすいのえん)」という、平安時代さながらの貴族衣装を身に着けた歌人達が遺水の水辺に座り、和歌を詠む行事があります。
6月20~7月10日には、「毛越寺あやめ祭り」があり、三万株のあやめが咲き苑池の周辺を彩る様子が見ものです。
9月15~30日には、「萩まつり」があり、可憐に咲く萩の姿が浄土庭園を彩ります。延年の舞等が催されます。
11月1日~11月3日には、「秋の藤原まつり」が行われ、延年の舞や郷土芸能が繰り広げられます。
【毛越寺】周辺の見どころ
毛越寺への参拝を済ませたら、旅の記念に「延年まんじゅう」や「毛越寺 延年茶」はいかがですか♪
いずれも長寿を願う縁起物なので、旅の疲れをほっと一息させてくれるかもしてません。また、延年まんじゅうは毛越寺でしか手に入れられない一品だそうです。
このほかにも、「平泉ワイン」、「優美蒔絵複合筆記具」という世界遺産平泉シリーズとして制作された2色ボールペンやシャープペンシルもあるので、お気に入りの一品を見つけるのも楽しめそうですね♪
【毛越寺】へのアクセス
所在地
岩手県平泉町字大沢58
お問い合わせ先
0191-46-2331
交通機関
JR平泉駅より徒歩で約7分
拝観時間
午前8時30分~午後5時
※11月5日~4月4日は午前8時30分~午後4時30分
拝観料
大人500円/高校生300円/小・中学生100円
ホームページ
http://www.motsuji.or.jp/
マップ
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