眼病平癒・子育てのパワースポット【新井薬師】
目次
【新井薬師】とは?
「新井薬師」(あらいやくし)とは、東京都中野区にある真言宗豊山派の寺院です。正式名称を新井山梅照院薬王寺」(あらいさんばいしょういんやくおうじ)と言います。
中野区最大の寺院であり、都内有数の著名寺院です。
新井という地名は、この地で新たに井戸を掘ったことに由来するもので、足立区にある西新井大師と同じ真言宗豊山派の寺院です。新井薬師の井戸水(白龍権現水)は、一般に開放されていて飲用水として多くの人々が水を汲みに来ます。
新井薬師は、1586年、僧・行春によって創建されました。ご本尊は、空海作の伝承がある薬師如来と如意輪観音像です。御本尊は、表を薬師如来、裏を如意輪観音とする二仏一体の像であるとされており、秘仏とされていますが、12年に1度、寅年の際、開帳されます。
江戸幕府2代将軍・徳川秀忠の五女で後水尾天皇中宮の和子(東福門院)が、当時の薬師如来に眼病平癒を祈願したところ、たちまち回復したとされることから、特に眼病平癒の御利益に関して有名になり、「目の薬師」と呼ばれました。
また、第五世玄鏡が1617年、薬師如来の啓示により、優れた小児薬を調整したこと等から、「子育て薬師」とも呼ばれました。
【新井薬師】の見どころ
毎年4月8日に行われている「花まつり」は、お釈迦様が生まれた日です。お釈迦様が誕生された際には、大変甘い「甘露の雨」が降ったと言われています。
花まつり当日は、花で彩られた花御堂に祀られたお釈迦様に甘茶を灌ぎ、新井薬師で用意された甘茶が振舞われています。
参道には出店が並び、大変賑わいます。
社務所では、眼病平癒に関する授与品が多く、「めめ絵馬」、「治眼御守」、「薬つぼ守」、「めぐすりの木」等があり、こちらも見逃せません。
【新井薬師】周辺の見どころ
新井薬師では、毎月第1日曜日に「新井薬師アンティークフェア」という骨董市が開催されています。
昭和51年頃から始まった骨董市で、関東近郊では歴史ある骨董市のひとつとされています。古伊万里を中心に、唐津・李朝といった陶磁器、着物や古布のお店が多く並んでいます。
アンティーク好きもそうでなくても、眺めるだけでも楽しめそうですし、自分だけの宝物と出会えるかもしれませんよ。
【新井薬師】へのアクセス
所在地
東京都中野区新井5-3-5
お問い合わせ先
03-3386-1355
交通機関
西武新宿線 新井薬師前下車 徒歩で約5分
参拝時間
9:00~17:00
ホームページ
http://www.araiyakushi.or.jp/index.html
マップ
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