酉の市で知られるパワースポット【大鳥神社】
目次
【大鳥神社】とは?
「大鳥神社」(おおとりじんじゃ)とは、東京都目黒区にある神社です。806年に創建され、目黒区最古の神社だと言われています。
古江戸9社の1社に数えられ、かつての目黒村の総鎮守だったと言います。
景行天皇の時代に、日本武尊が東征の際、この古くからある社に、東夷平定と目を負傷した部下達の平癒を祈願しました。後に、戦勝した上、傷も治癒したことで盲神(めくらがみ)と称え、十握剣を奉献しました。この十握剣は、現在社宝となっています。
その後、日本武尊の霊が白鳥として、この地に舞い降り、鳥明神として祀られ、806年に社殿が完成したことにより、大鳥神社の創建の年とされています。
大鳥神社の酉の市は、江戸時代の1835年に、この地の農家が浅草から取り寄せて討ったことから、始まったと言われています。現在でも、11月の酉の日には、境内に熊手を扱う店が軒を連ねて賑わいます。
【大鳥神社】の見どころ
大鳥神社の酉の市は、浅草の酉の市と並び、江戸時代の起源とされています。
酉の市は、本来、大鳥神社で行われる特殊神事です。
神事では、御神前に「八つ頭の芋」と「熊手」を奉ります。「八つ頭」は、日本武尊が東征の際、八族の各頭目を平定した功業を具象化したものです。
「熊手」は、尊が焼津で焼き討ちの難に遭った際、薙ぎ倒した草を当時、武器でもあった熊手を持ってかき集め、その火を防ぎ、向火(むかえび)を持って賊を平らげ、九死に一生を得たことを偲び奉るためのものです。
これらのことから、古来より、「頭の芋」とも呼ばれる「八つ頭」は人の頭に立つように出世できるという縁起と結びつき、「熊手」は家の内に宝を掃き込むや搔き込むという意味合いで縁起物として広く信仰を集めました。
また、「熊手」を持って火を防いだことから、火難除けの神様とも伝えられています。
この他にも、大鳥神社の社名「おおとり」は、「大取」に通じることから、宝物を大きく取り込むという商売繁盛の神様としても多くの人々の信仰を集めています。
【大鳥神社】周辺の見どころ
大鳥神社へ参拝したら、最寄りある「目黒寄生虫館」へ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
少々グロテスクではあるものの、寄生虫学専門の私立博物館として楽しめます。寄生虫のライフサイクルや日本の寄生虫学研究の歴史を解説を踏まえながら展示を見ることができます。
これまで知らなかった世界に一歩踏み入れてみるのも面白い散策になるのでは?
【大鳥神社】へのアクセス
所在地
東京都目黒区下目黒3-1-2
お問い合わせ先
03-3494-0543(電話受付時間 9:00~17:00)
交通機関
JR山手線 目黒駅より徒歩で約7分
ホームページ
http://www.ootorijinja.or.jp/index.html
マップ
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