神仏習合時代の歴史感じるパワースポット【岩根沢三山神社】
目次
【岩根沢三山神社】とは?
岩根沢三山神社(いわねさわさんざんじんじゃ)とは、山形県西村山郡西川町岩根沢にある神社です。
正式社号は、「月山神社出羽神社湯殿山神社摂社 月山出羽湯殿山三神社(旧日月寺)」であり、通称「岩根沢神社」です。
出羽三山の羽黒山山頂にある、出羽三山神社が管理しており、「出羽三山神社岩根沢社務所」とも呼ばれています。
もともとは、「長耀山日月寺」という天台宗寺院であり、月山神社の別当寺でした。日月寺は、1387年、清亮の開基とされています。
修験道では月山の登拝口として重視されるとともに、月山神社の別当寺として篤く信仰されていました。
月山の御祭神である月読神の本地仏として、阿弥陀如来への信仰も篤かったとされています。
日月寺の伽藍は火災により、たびたび焼失しています。記録にあるだけでも、3度焼失しています。現存の建物は、1841年に建立されたものです。
明治時代初期、神仏分離令により、1870年、寺号を廃して神社となりました。その際、出羽神社と湯殿神社の御祭神も併せて主祭神となりました。
また、2000年には、岩根沢神社の本殿(旧日月寺本堂)が、国の重要文化財に指定されました。
御祭神には、月読命(ツクヨミノミコト)、稲倉魂命(ウカノミタマノミコト)、大山祇命(オオヤマツミノミコト)、大国主命(オオクニヌシノミコト)、少彦名命(スクナヒコナノミコト)を祀っています。
【岩根沢三山神社】の見どころ
岩根沢三山神社の本殿は、往時の修験道寺院建築の特徴を現代に残す貴重な文化財として、評価されています。
仏堂、客殿、座敷、庫裏等を全て1つの建物内に納めた複合建築とする点に特色があり、東北地方最大規模の木造建築物です。
また、9月第2週日曜日には例大祭が毎年行われています。例大祭では、岩根沢三山神社や要害神社で、「岩根沢三山神社太々神楽」が奉納されます。
この神楽は、神仏分離で岩根沢三山神社となったことを記念し、福島県伊達郡から伝えられた里神楽であると言われており、山形県では珍しい出雲流神楽です。
【岩根沢三山神社】周辺の見どころ
岩根沢三山神社周辺も参拝へ出かける際には、気になるところですね!
周辺では月山からの恵みを頂ける場所が多くあるようで、「月山自然水」、「月山地ビール」、「月山山菜そば」や「山菜料理」を楽しめるそうです。
月山の自然が育んだ山の幸、名水で打ったそば、名水を使った地ビール、自然の恵みを様々な味わい方で楽しめそうです。
【岩根沢神社】へのアクセス
所在地
山形県西村山郡西川町大字岩根沢字上ノ平九十四番地
お問い合わせ先
0237―74-4732
参拝料
300円
マップ
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