悪縁切りのパワースポット【立石寺】
目次
【立石寺】とは?
「立石寺」(りっしゃくじ)とは、山形県山形市にある天台宗の寺院です。山号は、宝珠山で、御本尊は薬師如来です。「山寺」(やまでら)の通称で知られ、古くは「りうしゃくじ」と称していました。
寺号は、正式には「宝珠山阿所川院立石寺」(ほうじゅさんあそかわいんりっしゃくじ)と称します。
古来より、「悪縁切り寺」として信仰を集めてきました。蔵王国定公園に指定されており、平泉中尊寺、毛越寺、松島瑞厳寺とともに、「四寺廻廊」という巡礼コースを構成しています。
立石寺の創建に関しては、860年に清和天皇の勅命で円仁(慈覚大師)が開山したとされています。
また、1689年に、松尾芭蕉が旅の途中で訪れ、その時のことが「奥の細道」に書かれています。
この地で名句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」を詠んだことでも知られており、参道に句碑があります。
【立石寺】の見どころ
立石寺の登山口正面にある根元中堂は、国指定重要文化財に指定されており、ブナ材の建築物では日本最古と言われています。
境内にある弥陀洞は、長い歳月を経て、雨風によって削られ直立した岩が阿弥陀如来を作り出した、と言われています。1丈6尺(約4.8m)の大きさから丈六の阿弥陀とも呼ばれており、仏の姿を見ることができた人には幸福が訪れる、と伝えられています。
境内には「亀の甲石」というものがあり、小銭に自分の名前を書いて、石の上に置くと願いが叶う、と言われています。
中性院にある「おびんずる様」という像を撫でると病気が治り、病気にかからない、とされているぼけ封じ仏様があります。多くの観光客に撫でられているせいか、「おびんずる様」は、いつもピカピカに輝いているそうです。
立石寺は、現在に至っても、33万坪の境内を持ち、その中に大小30余りの堂塔が残され、三つの不滅(消灯・香・写経行)が護られています。
それは、開山の際、本山延暦寺より伝教大師が灯された不滅の法灯を分けられ、また開祖慈覚大師の霊位に捧げるために香を絶やさず、大師が当山に伝えた四年を一区切りとした不断の写経を護る寺院となったことに由来しています。
【立石寺】周辺の見どころ
立石寺といえば、「山寺名物 力こんにゃく」だそうです。力こんにゃくとは、山形特産の玉こんにゃくを串刺しにして、醤油で味付けされたファストフードです。
立石寺へ向かう前の腹ごしらえに最適、と人気のようです。
【立石寺】へのアクセス
所在地
山形県山形市山寺4456-1
お問い合わせ先
023-695-2843
交通機関
山形駅から車で約30分
仙山線山寺駅から徒歩で約10分
入山料
(山門 奥之院)
大人300円、中人(中学生)200円、小人(4歳児以上)100円
(宝物殿)
大人(高校生以上)200円、小人(4歳児以上)100円
(根本中堂内陣参拝)
200円
ホームページ
http://www.rissyakuji.jp/
マップ
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