文化財としても有名!すべての神々があるという大平山の魅力
出典:太平山神社ウェブサイト http://www.ohirasanjinja.rpr.jp/guid/
目次
関東平野を一望する山に位置する【太平山神社】とは
太平山は栃木県南部の栃木市にある標高340mの小さな山です。
約1,000段に及ぶ長い表参道の石段を登ったところに太平山神社があります。
天長4年(827年)、慈覚大師(円仁)により創建され、武門をはじめ多くの人から信仰を集め、特に徳川将軍家の信仰が極めてあつかったことから、社運は隆盛したと伝えられています。
神社には42社60余の神々を祭ってあり、「全ての神々この山に有り全ての御神徳この山より始まる」と言われるパワースポットで、古くより太平山の頂上から栃木市を見守っています。
~栃木市観光協会ウェブサイトより http://www.kuranomachi.jp/spot/ohirasan/jinja/
御祭神
主祭神:瓊瓊杵命(ににぎのみこと)、
天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)、
豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)
創建
827年(天長4年)、慈覚大師(円仁)により創建
御由緒
太平山神社の歴史は、第11代・垂仁天皇の御代に大物主神(おおものぬしのかみ)・天目一大神(あめのまひとつのおおかみ)が「三輪山(現在の太平山)」に鎮座されたときに始まると伝えられています。
(現在は奥宮として鎮座)
太平山は神坐す山として悠久の昔から信仰されておりました。
天長4年(827年)、第11代53代・淳和天皇の御代、風水害や疫病で人々が苦しむさまに淳和天皇が心を痛め、
「下野国(現在の栃木県)の霊峰三輪山に天下太平を祈る社を造営せよ」
との詔を賜り、
日の神であり太陽のように命を育む「天照皇大御神」、
月のように人々に安らぎを与える「豊受姫大神」、
星のように人生の道案内をしてくださる「瓊瓊杵命」
を勧請。
この「日・月・星」の御神徳をあらわす三座の神様をお祀りするために太平山神社が造営されました。
すると忽ち世の中は治まり、大いによろこばれた淳和天皇は、勅額を下賜されます。
この勅額を奉じたのが、下野国出身の慈覚大師(円仁)と伝えられています。
戦国時代には上杉謙信が太平山から関東を臨んだという言い伝えが残っているほど、関東平野を一望できる地に太平山神社は鎮座しております。
江戸時代には、幕府から朱印地50石を認められ、将軍代替の際には御目見得を許される格式にありました。
朝廷や幕府から「天下太平を祈る社」として信仰され、三代将軍家光の時代には、春日局が将軍のお世継ぎ誕生を祈願したことでも知られております。
太平山神社はさまざまな歴史を経て参りましたが、古い昔から、人々の幸せを祈り、多くの人の心を支え続けてきたのです。
太平山はたいへん見晴らしのよい山で、晴れ渡れば遠くの東京スカイツリーや富士山までも眺望できる場所もあります。
太平山神社の御神託
家内安全、諸願成就、諸安全守護
太平山神社の見所と周辺の見所
《虚空蔵尊(こくうぞうそん) 六角堂》
丑年・寅年生まれの方の守本尊。
天長2年(825)、比叡山延暦寺の天台座主慈覚大師の開創。
もとは太平山の別当寺、現在の太平山神社境内にありましたが、明治の神仏分離令により山上から現在地に移りました。
堂内には県指定文化財の聖徳太子作と伝えられる秘仏虚空蔵菩薩の他、愛染明王、不動明王が安置されており、 向拝には虚空蔵菩薩と関係の深いうなぎの彫刻があります。
秘仏の虚空蔵菩薩象は1/1~5まで開扉されます。
六角堂は、平成6年(1994年)市指定有形文化財(建造物)となりました。
出典:栃木合同タクシー株式会社 http://www.cc9.ne.jp/~godo-taxi/kanko_natsu.html
《随神門(ずいしんもん)》
太平山神社の神門であり、享保8年(1723)、徳川八代将軍吉宗公によって建築されました。
表には左大臣・右大臣、後ろに仁王を配しています。
仁王像が配されているのは、太平山が江戸時代までは社寺の山として栄えていた名残です。
天井の龍の絵は、第14代将軍徳川家茂(とくがわいえもち)公の時代の五楽院法眼等随の筆で、雲を起こして昇天した龍が空高く舞い遊ぶ様子が描かれています。
建築方法は「入母屋造り扇垂木(おうぎだるぎ)」で俗に傘(からかさ)天井と呼ばれます。
出典:ゆうゆう山歩き http://uyou3po.o.oo7.jp/index2.htm
《交通安全神社》
ご利益=交通安全
太平山には本殿脇に交通安全神社がありますが、この神社が全国に先駆けて交通安全を祈願する神社となりました。
猿田彦命(さるたひこのみこと)を祀って、車による災いを祓うことのできる神社です。
全国から交通安全のお参りがあり、7月1日には交通安全祭が執り行われます。
出典:太平山神社ウェブサイト http://www.ohirasanjinja.rpr.jp/guid/
《御神石(撫で石)》
本堂前にある御神石(撫で石)を撫でることにより災厄を祓い、霊験を得るという信仰があります。
手水舎(ちょうずや)で身を清め御神石を撫でた後、本堂に参拝するのが太平山神社の参拝順序です。
出典:太平山神社ウェブサイト http://www.ohirasanjinja.rpr.jp/guid/
《とちぎあじさいまつり》
太平山自然公園六角堂前から随神門に至る太平山神社表参道。
約1,000段の石段両側に西洋あじさいをはじめ、額あじさい、山あじさいなど、約2,500株が咲き競います。
これらのあじさいは、昭和49年(1974年)にライオンズクラブが植樹したのが始まりで、見頃は6月下旬から7月上旬です。
石段はこの山で産出する石を使った「のづら積み」で、信徒の労力と寄進のよるものです。
太平山神社から徒歩約7分(約510m)
https://www.jalan.net/kankou/spt_09203ac2100126652/photo/?screenId=OUW2201
【太平山神社】へのアクセス
所在地
〒328-0054
栃木県栃木市平井町659
お問い合わせ先
TEL:0282-22-0227(社務所)
交通機関
【公共交通機関のご利用】
東武日光線栃木駅から関東バス「倭町経由国学院行」終点下車、徒歩約30分
【自動車のご利用】
東北自動車道 栃木IC→栃木市内方面へ(約15分)
東北自動車道 佐野藤岡IC→栃木方面へ(約30分)
ホームページ
http://www.ohirasanjinja.rpr.jp/
マップ
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