【体験談】山梨にある七面山で起きた不思議な登山経験とは・・・
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目次
あなたの年齢と性別を教えてください。
66歳 男性
七面山で起きた不思議な現象とは・・・
今から30年ほど前の事です。
私は山梨県にある身延山と身延山の近くにある七面山への参拝登山に行きました。
その時は檀家内での参拝の為、総勢1000名近くが登山したのです。
私はこの山の参拝は始めてでした。
この時一緒に上っていたのが妻の母です。
今でもそうですが、当時から太っていて登山は大変でした。
でも、前年も上っておりました。
信じられない話ですが、その時はすいすいと上がったそうです。
実はこの山、標高は1980mと登山家にとっては大したことの無い山です。
しかし、山登りをしたことの無い私たちには、結構な高い部類に入る山なのです。
その山を前年はすいすいと上ったという母が、登り始めて間もなく足が上がらなくなりました。
顔色は青くなり、はあはあと激しい苦しそうな息をしながらの歩いていました。
そのときに同行していた仲間と二人で、母の両脇から手を差し入れて頂上まで補助する事にしました。
そして何とか6時間ほどをかけて頂上の山門まで辿り着いたのです。
重い母を支えながらの登山、それも私にとっては初めての山だというのに、疲れがあまりありません。
それどころか、雨の中の登山にも関わらず、元気なのです。
さらに不思議なことは頂上に着いた途端の母の行動でした。
まるで足が上がらなくなっていた登山中の事は全く何も無かったかのように、すたすたと歩いているではありませんか。
つい3分前、頂上近くの山門をくぐった後は青い顔をして登っていたのに、何事も無かったように軽々と奥の院迄の長い道を歩いています。
一体、これは何なのか??
と、同行した友達と思わず顔を見合わせました。
翌朝、頂上での御来光を頂き、下山の途に付きました。
帰りは下りるだけなので、母も自分の足で下りたのですが、途中で思わぬ事が起こりました。
何合目あたりかはっきりと覚えていませんが、多分あの景色から考えると7合目くらいだと思います。
つづら折れの山道を下っている途中、右回りのカーブの頂点の手前で急に山側から見えない手で突き飛ばされたかのように、あの太った母が右横に飛びました。
飛んだ、いや突き飛ばされたと表現した方がいいでしょう。
因みにその道は狭く、ほぼ一列になって下りていたのです。
勿論母はの左に人はいなくて、右側は少し段差(約1M)で、右回りの道になっていた場所です。
もっと言えば下りのヘアピンカーブのカーブの手前から、カーブの折り返した地点まで飛ぶような感じで、飛んだとしか言いようがありません。
勿論怪我もなく、軽く尻もちをついた状態で、直ぐに立ちあがり、無事に下山を果たすことが出来ました。
でもなんだったのでしょう。
すぐ眼の前を歩いていたのは間違いないのです。
勿論、僕は突き飛ばしてなんかいません。
念の為に!
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