武蔵国一宮として見沼のほとりに鎮座【氷川女體神社】とは
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武蔵国の一宮として昔から多くの人々に崇敬されてきた【氷川女體神社】とは
享保12年(1727年)に干拓される以前の見沼は、芦ノ湖の2倍以上なるという大きな沼で、その付近に位置した当社と、中山神社を中心に大宮氷川神社は直線上にあり、3社合わせて「氷川三社」とも、称される。
氷川神社の位置は、かつての見沼の畔であり、現在、境内にある神池は見沼の名残で、元々、氷川神社は見沼の水神を祀ったことから始まったと考えられている。
氷川三社、主祭神とその関係は、
- 大宮氷川神社:須佐之男命(すさのおのみこと)・・・夫
- 氷川女體神社:奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)・・・妻
- 中山神社:大己貴命(おおなむちのみこと)・・・子(孫)
須佐之男命が八岐之大蛇(やまたのおろち)を退治し、奇稲田姫命を助けて妻とし、その息子が大己貴命であり、因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)で、ウサギを助けた神である。
それぞれの神社で、夫、妻、子(孫)をお祀りしていることから、大宮氷川神社(男體社(なんたいしゃ))、氷川女体神社(女體社)、中山神社(簸(氷)王子社(ひおうじしゃ))の三社で氷川神社を構成していたとする説があり、氷川女體神社の社殿の扁額(へんがく)には、「武蔵國一宮」とある。
当社は、現在でも、全国一の宮巡拝会に所属し、巡拝対象にもなっている。
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御祭神
主祭神:稲田姫命=須佐之男命の妻
配祀神:大己貴命=稲田姫命と須佐之男命の子(孫)、三穂津姫命=大己貴命の后神
創建
崇神天皇年間(紀元前97年~紀元前30年)
御由緒
当社は崇神天皇の御代に出雲杵築の大社((きつき)出雲大社の別称)を勧請した古社で、武蔵国一宮として見沼のほとりに鎮座している。
主祭神は奇稲田姫命で、大己貴命と三穂津姫命を配祀している。
当社の御手洗瀬である見沼を囲み大宮氷川神社、大宮中川の中山神社とともに三社深い関係にある。
大宮氷川神社を「男體社」とし、それに対し当社は「女體社」にあたる。
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氷川女體神社の御利益
恋愛成就、良縁祈願、女性の願い成就 他
埼玉一ノ宮を結ぶ光の道レイライン
高鼻の大宮氷川神社と中山神社(見沼区中川)、三室の氷川女體神社(緑区三室)がほぼ直線上に並んでいることは、地図で確認することができる。
しかもその角度は浅間山と冬至の日の出の線上、レイラインになっている。
出典:Google Map https://www.google.com/maps/d/viewermid=1_25ATQhR6GEkirhbonCEmXJMWq8&hl=en_US&ll=35.901250795356134%2C139.6620479999999&z=14
みどころ
巫女人形
全国で唯一の巫女人形として知られる「巫女人形(みこにんぎょう)」。
巫女人形に願いごとをすると、大神さまにその願いを届けてくれると云われている。
願いことが叶ったら着物を着せてお礼参りをして、巫女人形を納める。
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ご神木
平成25年(2013年)にテレビ番組「ナニコレ珍百景」で放映され、話題になった社務所のすぐ隣に立っている御神木には、まるで熊の顔のように見えるコブがある。
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磐船祭(いわふねまつり)祭祀遺跡
拝殿から、徒歩数分の場所に、竜神さまをお祀りする祭祀が行われていた「磐船祭祭祀遺跡(復元)」がある。
かつての「御船祭(みふねまつり)」は、享保十二年(1727年)の見沼干拓で実施不可能になり、代わりに社頭の旧見沼内に、柄鏡形(えかがみがた)の土壇場を設け、周囲に池をめぐらし、祭礼場は直径30メートルの円形の島で、その中央には四本の竹で囲んだ斎域が設けられ、ここに神輿が渡御(とぎょ)し、行われたのが磐船祭である。
実際にここで祭祀が行われたのは江戸時代中期から幕末ないしは明治時代初期までの短い間だったと云われるが、その祭祀は見沼とは切り離せない古来より最も氷川女體神社の重要な祭祀であった。
出典:空き地図鑑 http://akichiniiko.hatenablog.com/entry/2016/07/05/144313
【氷川女體神社】へのアクセス
所在地
〒336-0916 埼玉県さいたま市緑区宮本2-17-1
お問い合わせ先
TEL:048-885-7413
交通機関
【公共交通機関のご利用】
JR武蔵野線「東浦和駅」よりバスさいたま東営業所行[朝日坂上]下車徒歩5分
【自動車のご利用】
東北道浦和ICから国道463号経由4km10分
ホームページ
http://www.ichinomiya.gr.jp/024.html(全国一の宮会)
マップ
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