スピリチュアルなパワーを感じるパワースポット【霊場恐山】
目次
【霊場恐山】とは?
「霊場恐山」とは、青森県むつ市、下北半島の中央に位置する外輪山、霊場です。霊場内には、数種類の温泉が湧き、湯治場としても利用されています。
「下北半島国定公園」にも指定されており、最高峰は標高879mの釜状山です。
「恐山」は、カルデラ湖である宇曽利湖(うそりこ)を中心とした外輪山の総称です。
かつては、「宇曽利山」と呼ばれていたようですが、下北訛りにより変化し、「恐山」と呼ばれるようになりました。
「うそり」とは、アイヌ語で「うしょろ/窪地」であり、恐山山系のカルデラを意味します。
外輪山は剣山、地蔵山、鶏頭山、円山、大尽山、小尽山、北国山、屏風山の八峰と、その山に囲まれた盆地の総称です。「恐山」という名称の単独峰は存在しません。
地質学的には、釜臥山から朝比奈岳に至る東西17km、南北25kmの範囲を占める火山郡を言います。
「恐山」は、地蔵信仰を背景にした死者への供養の場としても知られ、古くから崇敬を集めてきました。下北地方では、「人は死ねば(魂は)お山(恐山)さ行ぐ」と言い伝えられているほどです。
仏教には、全ての生命は六つの世界で生まれ変わりを繰り返す、という六道輪廻という思想があります。この思想を表す「六大地蔵」が「恐山」ではお迎えしてくださいます。
恐山大祭や恐山秋詣りには、「イタコの口寄せ」が行われています。この「イタコの口寄せ」は、戦後になってから行われるようになり、「恐山」にはイタコが常駐しているわけではありません。
「恐山」の開山期間中のみ、イタコが出張してきているそうです。
霊場内には、多数の積み石が多く見られ、独特の景観を見せていますが、これは地面から噴出する有毒ガスを空気と効率よく馴染ませる意味合いもあります。
また、風車も数多く置かれていますが、これにも火山ガスが風下に入らないための工夫も意味合いがあります。火山ガスへ着火する危険性があるため、線香、ろうそく、タバコ等は、所定の場所以外では使用してはいけません。
【霊場恐山】周辺の見どころ
「霊場恐山」に至る恐山街道には途中、湧き水「恐山の冷水(ひやみず)」があります。
飲めば若返る名水、と言い伝えられていますが、ろ過や殺菌処理をしていない生水なので、飲用するには一度煮沸すると安心です。
「霊場恐山」にはスピリチュアルなパワーや言い伝えだけではなく、近頃、話題になっているのは「合掌霊場アイス」です。
他の寺社では味わえないものなので、ぜひ味わいたい一品ですね♪
【霊場恐山】へのアクセス
所在地
青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2
開山時期
毎年5月1日~10月31日
開山時間
午前6時~午後6時
※大祭典・秋詣りの期間は別設
入山料
500円
交通機関
むつ市よりバスで約35分
ホームページ
http://www.mutsu-kanko.jp/guide/miru_01.html
マップ
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