道中安全のパワースポット【善知鳥神社】
目次
【善知鳥神社】とは?
「善知鳥神社」(うとうじんじゃ)とは、青森県青森市安方にある神社です。
現在の青森市が昔、善知鳥村と呼ばれていた時代に、奥州陸奥之国外ヶ浜鎮護の神として、第十九代允恭天皇(いんぎょうてんのう)の御世に日本の国の総主祭神である天照坐皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)の御子の三女神を善知鳥中納言安方(やすかた)が、此の北国の夷人山海の悪鬼を誅罰平定して此の地を治めました。その神願霊現あらたかな神々を祭った事に由来しています。
また、坂上田村麻呂の東北遠征の大同2年(807年)に再建されました。
1837年に郷社、1876年に県社に昇格。1907年に稲荷神社、同年中に海津見神社を合祀し、現在に至っています。
「善知鳥」とは、チドリ目ウミスズメ科の海鳥です。体長30cmほどの大きさで背面は黒褐色でクチバシは橙色をしています。親子の情愛が深い保護鳥だそうで、親鳥が「ウトウ」と鳴くと、雛鳥が「ヤスカタ」と応えるといいます。
その習性を利用して、「善知鳥」を捕っていた猟師が死後、地獄で鳥に責められる話が世阿弥作の謡曲「善知鳥」です。
青森県にある社寺は、一般的には津軽牡丹の紋を使用していますが、「善知鳥神社」では津軽牡丹の紋の他に社名に因んで善知鳥を文様にあてて社紋としています。
御祭神は、海の神、航海安全の神として知られる市杵島姫命・多岐津姫命・多紀理姫命の宗像三女神を主祭神として祀っています。この他に、倉稲魂命、宮比命、猿田彦命、海津見大神が祀られています。
毎年9月に行われる大祭は、「御神輿渡卸」、「舞楽演奏会」、「ちびっこザリガニ釣り大会」等多くのイベントがあり、たくさんの人々で賑わう行事になっています。
【善知鳥神社】でのご利益とは?
「善知鳥神社」では、「家内安全」、「交通安全」、「漁業守護」、「商売繁盛」、「国家鎮護」、「方位除け」等のご利益がある、とされています。
主祭神の宗像三女神の存在からも、地元の方々からは、「道中安全」の神として、「善知鳥神社」は篤く信仰されているそうです。
また、「善知鳥神社」では、「善知鳥」をイメージしたかわいらしいお守りがあるそうなので、社務所にもぜひ立ち寄りたいものですね♪
【善知鳥神社】周辺のみどころ
「善知鳥神社」は青森市内にあることから、周辺には立ち寄りたくなるスポットが多々あります!
青森ゆかりの世界的な版画家・棟方志功の愛用品や作品が展示されている「棟方志功記念館」、その他にも、「青森県観光物産館アスパム」という青森の観光と物産の拠点施設もあります。
近隣には、郷土料理を頂けるお店が点在していることから、観光もグルメもまるごと楽しめそうですね♪
【善知鳥神社】へのアクセス
所在地
青森県青森市安方2-7-18
お問い合わせ先
017-722-4843
交通機関
JR青森駅から徒歩で約10分
駐車場
あり
ホームページ
http://www.actv.ne.jp/~utou/
マップ
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