山岳信仰のパワースポット【石都々古別神社】
目次
【石都々古別神社】とは?
「石都々古別神社」(いわつつこわけじんじゃ)とは、福島県石川郡石川町に鎮座する神社です。延喜式内社で古代より、山岳信仰の聖地です。
石都々古別神社は、八幡山と呼ばれる山の山頂に鎮座しています。創建年代は不詳ですが、古代から祭祀の地とされることがわかる磐境(巨石)が参道に多数あります。
1051年、源有光が源義家の安倍一族追討の軍に加わって功績を挙げ、代官として石川の地を賜りました。
有光は1063年に、この地に移って名前を石川有光とし、八幡山山頂に三芦城(石川城)を築城しました。
以降、25代528年間にわたって、石川氏の居城となっていましたが、豊臣秀吉によって取り上げられました。
1066年、源氏の氏神である石清水八幡宮の分霊(八幡神・大国主命)を勧請して石都々古別神社に合祀しました。
御祭神には、味秬高彦根命(アジスキタカヒコネノミコト)を主祭神とし、大国主命(オオクニヌシノミコト)、誉田別命(ホンダワケノミコト・八幡神)を配祀しています。
【石都々古別神社】の見どころ
八幡神を石都々古別神社へ合祀した日が、旧暦9月19日でした。それ以降、石都々古別神社では例大祭をこの日に執り行うようになりました。
山頂より御神体を納めた御神輿が氏子の手によって、麓の馬場町御仮屋に下り、7日間にわたって、流鏑馬等の神事が行われていました。
現在に至っては、新暦の9月第2土曜日に例祭式、その前3日間を参篭と改めました。
また、参道の両側には古くからの山岳信仰の聖地であったことが窺える磐鏡(巨石)が点在しています。
天狗石、亀石、屏風岩、船形石、剣石、鏡岩石といった磐鏡を見ることができます。
石都々古別神社には、他に類を見ない一面を持つ神社でもあります。明治時代に遡ると、当時第31代宮司であった吉田光一という方が、自由民権運動家として活動していたことから、自由民権運動の拠点となっていた、ということです。
【石都々古別神社】周辺の見どころ
石都々古別神社が鎮座する石川町には、伝統の味を守り続ける老舗や新しい取り組みをするお店まで、和菓子・洋菓子のお店が多々点在しているそうです。
参拝や観光での疲れを吹き飛ばしてくれそうな銘菓に出会えそうな予感がしてきます。
その中でもオススメなのが、地元産小豆を使用した「バターどら焼き」があります。
また、和泉式部伝説が残る石川町だからこその「和泉式部」、「玉世姫」といったお菓子もあります。
【石都々古別神社】へのアクセス
所在地
福島県石川郡石川町字下泉150
お問い合わせ先
0247-26-7534
交通機関
JR水郡線 磐城石川駅下車 徒歩で約20分
ホームページ
http://www13.plala.or.jp/seihuukan/index.htm
マップ
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