平安文化感じるパワースポット【中尊寺】
目次
【中尊寺】とは?
「中尊寺」とは、岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗東北大本山の寺院です。
850年、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって、開かれました。本尊は阿弥陀如来です。
その後、12世紀初頭に、奥州藤原氏初代清衡公によって大規模な堂塔の造営が行われました。
清衡公の中尊寺建立の趣旨は、11世紀後半に東北地方で続いた戦乱(前九年・後三年合戦)で亡くなった者の霊を敵味方関係なく慰め、「みちのく」と言われ、辺境とされた東北地方に仏国土(仏の教えによる平和な理想社会)を建設する、というものでした。
現在に至っても、国宝建造物第1号の金色堂を始め、建築、絵画、工芸、彫刻、考古、民俗の各分野にわたる文化遺産が現在まで良好に伝えられ、東日本隋一の平安仏教の宝庫と称されています。
2011年には、中尊寺含む「平安の文化遺産」が世界遺産に登録されました。
【中尊寺】の見どころ
中尊寺では、ぜひ金色堂を拝観しておきましょう。堂の内外に金箔を押してある「皆金色」の阿弥陀堂は、目を奪われる美しい装飾は必見です。
また、中尊寺では、「木造一字金輪坐像」があります。秘仏で通常公開されていないものですが、開山1150年記念の2000年に不動堂にて公開されたことがあります。
この他にも多くの重要文化財や国宝が所蔵されています。
また、中尊寺では、毎年5月1日~5月5日に「春の藤原まつり」が行われています。3日目の「源義経公東下り行列」は圧巻です。
毎年6月第2日曜日には、「法華経一日頓写経」があります。6万8千余字からなる法華経一部を1日の内に書写しあげるものです。
毎年8月16日には「大文字送り火」が行われます。束稲山に中尊寺本道の「不滅の法灯」から採火された火で束稲山に「大」の字が筆順に作られます。お盆中であることから、地元の家々では、この火を仰いで、ご先祖様の精霊を送るそうです。
この他にも、毎年11月1日~11月3日には、「秋の藤原まつり」が行われます。美しい紅葉が広がる中で、稚児行列、郷土芸能、中尊寺能が行われます。
【中尊寺】周辺の見どころ
「中尊寺」の周辺散策も楽しみたいものですよね♪
岩手といえば、というイメージが湧きそうなお土産も忘れてはなりませんよ!平泉でしか買えない「黄金かもめの玉子」という2007年にモンドセレクション最高金賞を受賞したお菓子をぜひ手に入れたいものです。
中尊寺オリジナルの「中尊寺 衡年茶(こうねんちゃ)」もオススメですよ。クコの実や葉、ハトムギ、ハブ茶等和漢二十四種の生薬が配合されたお茶です。日々の疲れを癒してくれそうですね♪
また、中尊寺金色堂をイメージした「平泉 純金カステラ」があります。金色堂のきらびやかな景観と旅の思い出に馳せながら頂きたくなる一品ですね。
【中尊寺】へのアクセス
所在地
岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
お問い合わせ先
0191-46-2211
交通機関
JR平泉駅より徒歩で約25分
拝観時間
3月1日~11月3日 8:30~17:00
11月4日~2月末日 8:30~16:30
拝観料
大人800円、高校生500円、中学生300円、小学生200円
ホームページ
http://www.chusonji.or.jp/
マップ
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