江戸郊外三大相撲の相撲場跡があるパワースポット【氷川神社】
目次
【氷川神社】とは?
「氷川神社」(ひかわじんじゃ)とは、東京都渋谷区にある神社です。
この氷川神社は、日本武尊が東征の際、この地に素蓋鳴尊を勧請した、と伝えられています。かつては、氷川大明神と呼ばれ、下渋谷村、下豊沢村の総鎮守であったと言われています。
御祭神には、素蓋鳴尊、稲田姫命、大己貴尊、天照皇大神を祀っています。
参道の左脇にある相撲場では、江戸郊外三大相撲の1つである金王相撲が行われていました。
渋谷区最古の神社であり、源頼朝が勧請した、金王丸が信仰したというのは、後世になってから語られた伝説とされています。
【氷川神社】の見どころ
氷川神社の見どころと言えば、現在の社殿が何度目の改築かは定かではないものの、氏子町内の寄附によって営まれています。1938年に正遷座した現在の社殿は、1945年の空襲で社殿は被災することなく、現在では都内有数の神社建築とされています。
氷川神社にて伝えられてきた絵巻で「紙本著色氷川大明神井宝泉寺絵巻」というものがあり、渋谷区指定有形文化財とされています。
この絵巻には、かつての下渋谷村や下豊沢村の鎮守であった氷川神社とその別当寺であった宝泉寺の縁起が記されています。
慶長10年(1605年)9月賢者円謹誌と書かれており、都内の史料としても最古に属しています。絵巻に描かれた絵は、桃山美術の影響を受けています。
また、現在は相撲場跡のみとなっていますが、かつてこの氷川神社で例祭になると行われていた「金王相撲」は、近隣だけではなく、江戸の町からも見物人が集まるほど知られていました。
凶年などには休業しようとしても見物人が集まることから、やむなく興行したと伝えられています。
この氷川神社の相撲場で相撲をとったのは、本職の江戸の力士だけではなく、近隣の若者も大勢参加したといいます。江戸時代の村のレクリエーションとしての機能も果たしていたようです。
【氷川神社】周辺の見どころ
氷川神社周辺ですと、原宿や恵比寿が近いことから近隣のパワースポット巡りができそうです。
近隣を散歩しながら、パワースポット巡りをする1日にしてみると普段とは違った渋谷周辺の景色に出会えそうですね。
【氷川神社】へのアクセス
所在地
東京都渋谷区東2-5-6
お問い合わせ先
03-3407-7534
交通機関
渋谷駅より都バス日赤医療センター行き「國學院大學前」より徒歩で約1分
ホームページ
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/06_shibuya/6004.html
マップ
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