出雲族の草創に係る関東最古の大社【鷲宮神社】とは
出典:出雲お社倶楽部 http://www2.izumo-net.ne.jp/oyashiro/cat139/cat146/
目次
出雲族の草創に係る関東最古の大社【鷲宮神社】とは
埼玉県久喜市鷲宮1丁目に所在する神社で、「関東最古の大社」、「お酉様の本社」と称され、出雲族が建てた「関東最古の社」である。
全国各地の国造(くにのみやつこ)の祖といわれる健比良鳥(たけひらとり)の末裔である野見宿禰(のみのすくね)を祖とするのが出雲国を氏族発祥の地とする土師氏(はじうじ、はじし)は、焼き物(埴輪など)の技術者集団として、隆盛となった一族である。
武蔵の国(現在の東京都、埼玉県、神奈川県の一部)にやってきた土師氏は、埼玉(さきたま)古墳群のある埼玉県北部を中心に繁栄していく。
埼玉県北西部には、窯跡が多数発見されており、現代でも瓦や煉瓦の製造が埼玉県北部で行われている。
その土師氏が、一族の繁栄を祈願して建てた神社が、土師の宮(はじのみや)神社で、いつからかハジがワシに転訛して、鷲宮神社と呼ばれるようになったという。
御祭神
天穂日命(あめのほひのみこと)
武夷鳥命(たけひなとりのみこと)
大己貴命(おほなむぢのみこと)
創建
崇神天皇の時代(社伝による)
御由緒
当社は、源頼朝公も武運長久を祈った「関東最古の大社」(縄文時代からあったと思われる氷川神社はまだ神社という形態ではなかったということか?)と云われ、天穂日宮とその御子である武夷鳥宮が共の昌彦・昌武父子ほか27人の部族等を率いて神崎神社を建てたのが始まりである。
次に天穂日宮の御霊徳を崇め別宮を建てその別宮が現在の本殿である鷲宮神社とされる。
鷲宮神社の御神託
商売繁盛・縁結び・交通安全・家内安全・出世金運・厄難消除・病気平癒・産業振興・子孫繁栄・農業振興・五穀豊穣・厄除け・魔よけ・火難除・無病息災・方位方災除・学業成就・受験合格等
出典:ぶらり寺社巡り http://www.geocities.jp/flow_and_stock/jisya-kanto/washinomiya.html
「らき☆すた」 の聖地
平成16年(2004年)、美水かがみさんによる「らき☆すた」の連載がスタートした。
「らき☆すた」は、4人の女子高生を中心とした学園ギャグストーリーで、ちょっと変わった女子高生達の日常を面白おかしく描いた四コマ漫画である。
作者が埼玉県幸手市出身のため、「らき☆すた」の主な舞台は 埼玉県になっており、当社は「鷹宮神社」という名前で、登場人物の柊姉妹の父が宮司を務め、柊家が住んでいるという設定で登場する。
このことから、ファンから、「らき☆すた」の聖地と呼ばれるようになっていった。
やがて、絵馬に「らき☆すた」の登場人物の絵を描き残したり(通称:痛絵馬いたえま)、それらの痛絵馬を見る目的で更にファンが訪れるという二次的な効果などから、参拝者数は、アニメ化され放映される以前、平成19年(2007年)が9万人だったの対し、放送後の平成20年(2008年)が30万人と一気に3倍となっていった。
平成23年(2011年)からは4年連続で47万人の人が初詣に訪れている。
平成22年(2010年)には、埼玉県初詣参拝客数ランキングで、川越市喜多院をおさえ、さいたま市の大宮氷川神社に続き、第2位に輝いている。
出典:おたくま経済新聞 http://otakei.otakuma.net/archives/2013012913.html
見どころとおすすめイベント
ふたつ並んだ御本殿
ふたつ並んだ御本殿は、向かって左側が大己貴命をお祀りしている「神崎神社」で、右側が天穂日命・武夷鳥命をお祀りするお社である。
御本殿の屋根の上、建物に直角になるように何本か平行に並んだ部材は、鰹木(かつおぎ)と呼ばれるもので、一般的に、鰹木の数が奇数は男神(陽数)・偶数は女神(陰数)のお社に見られることが多い。(伊勢神宮など例外有り)
このことからすると、当社のいずれのお社も男神がお祀りされていることがわかる。
出典:ぶらり寺社巡り http://www.geocities.jp/flow_and_stock/jisya-kanto/washinomiya.html
光天之池(みひかりのいけ)
古くより当社境内にある、龍神が住むと云う伝承のご神池。
経年とともに、雨風などの影響で土砂が流れ込み、長い間池が埋もれていた。
この場を含む境内地にて平成11年(1999年)から境内整備事業の一環として復元作業および土砂の搬出が行われた。
復元作業の際に湧き水とともに龍のような雲が空を覆い、その際「天まで光輝くような池」というご神託を受け、光天之池と名付けられた。
出典:Destiny 癒しのご朱印めぐり https://ameblo.jp/sakurazaka128/entry-12296134033.html
土師祭(はじさい)
通称「千貫神輿(せんがんみこし)」と呼ばれている関東最大級の神輿を担ぐ鷲宮にて毎年9月の第一日曜日に行われる行事。
大正2年(1913年)迄は、千貫神輿が町内を練り歩いていたが、人手不足と言う理由から神輿を台車に乗せ、町内を回る様になっていった。
その後、70年の時を経て、昭和58年(1983年)9月に復活し、担ぎ手の数も年々増え、今では関東近県から150余団体約1500人からのハッピ姿の若衆で賑わっている。
尚、土師祭は鷲宮神社の祭礼(神事)ではなく、土師祭輿曾の主催である。
近年では、千貫神輿の他にも、鷲宮が人気漫画「らき☆すた」の舞台となったことをきっかけとして、土師祭輿曾長提案の「らき☆すた神輿」を始め、商工会鷲宮支所による「わしのみやMISSコン」、「コスプレ祭り」、「オタクニカルパレード」、「移動ステージイベント」等々の新しいイベント企画を取り入れ、その様子は各種メディアが注目する大きなお祭りとなっている。
出典:武蔵国鷲宮の土師祭(はじさい) らき☆すた神輿WEBサイト http://luckystar.wasimiya.com/ja/
【鷲宮神社】へのアクセス
所在地
〒340-0217 埼玉県久喜市鷲宮1丁目6-1
お問い合わせ先
TEL:0480‐58‐0434
交通機関
【公共交通機関のご利用】
- 東武伊勢崎線 鷲宮駅より徒歩8分
- JR宇都宮線 東鷲宮駅より徒歩35分、タクシー10分
- 朝日バス 東鷲宮駅西口より鷲宮神社入口下車 徒歩2分
【自動車のご利用】
- 東北自動車道 久喜ICより約15分
- 東北自動車道 加須ICより約15分
※駐車場60台程度
ホームページ
http://www.washinomiyajinja.or.jp/
マップ
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