畑の中に忽然と現れる五千頭の龍が昇る【聖天宮】とは

畑の中に忽然と現れる五千頭の龍が昇る【聖天宮】とは

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畑の中に忽然と現れる五千頭の龍が昇る【聖天宮】とは

聖天宮は台湾の一流の宮大工を呼び寄せ15年の歳月を掛け建立された。

建物は幅50メートル、高さ25メートルあり、豪華絢爛な造りは天界の悠久の宮殿を思わせる。

数は少ないものの、日本国内にも道教の寺院は何箇所かあり、その中で最大規模といわれるのが、ここ埼玉県坂戸市にある「聖天宮」である。

「聖天宮」は台湾の道教のお宮で、常時、係員による説明が受けられるので、台湾の参拝体験ができる。

御本尊

三清道祖(さんせいどうそ:道教の最高神、元始天尊(げんしてんそん)、道徳天尊(どうとくてんそん)、霊寶天尊(れいほうてんそん))

三清道祖とは

御本尊・三清道祖

三清道祖とは、道教の最高神である。

  • 元始天尊

天地創造の神として万物の成立ちを司る神。

右手の印相は俗界の成り立ちを表し、左手の「払子(ほっす)」は人々の願いを与える意味がある。

三清道祖、三神の「倹、慈、謙」の「倹」を象徴し、なるべく物に頼らない生活を営むことを教えとする。

  • 道徳天尊

万物を導く「道」(タオ)を司る神。

両手の印相は「道」への悟りを授与している様子を現している。

老子として降臨し道徳を説いたとも云われる。

「三清道祖」三神「倹、慈、謙」の「慈」を象徴し、慈しみを持ち自分を愛するように他人を愛することを教えとする。

  • 霊寶天尊

万物に魂を授け、精神の調和を司る神。

右手には払子(ほっす)を持ち、魂魄の浄化、煩悩の掃蕩を、左手の「討飯碗」(乞食が持つお碗)は、「謙虚」の教えを表している。

「三清道祖」三神「倹、慈、謙」の「謙」の象徴である。

創建

平成7年(1995年)9月

御由緒

聖天宮は台湾出身の康國典(こうこくてん)大法師が建立した。

大法師は、四十歳半ばにして不治の大病を患ったが「三清道祖」に祈願し、7年の闘病生活を経て病が完治した。

大法師は感謝の気持ちを抱き、誰でも自身と同じように「三清道祖」にすがれるようお宮を建てることにした。

建立地を探していたところ、日本国埼玉県坂戸市に建立するようお告げがあったため、同地に聖天宮を建立することになったという。

聖天宮は、昭和56年(1981年)より着工し、15年の歳月を経て、平成2007年(1995年)に開廟した。

現存する道教のお宮としては日本国内最大級である。

装飾品は、台湾より運び、台湾の宮大工によって建造された。

ご利益

神符 御守

商売繁盛、病気平癒、財帛安寧(ざいはくあんねい)、子孫繁栄、遷移安全、合格成就等

道教とは

中国の風土の中で生まれた様々な神々に、「不老長生」や「福禄寿」といった現世利益を願う民族宗教である。

その第1の目的は「不老長生」、つまり老いさらばえることなく長生きすることである。

中国人は古来より、「福禄寿」が人間のもっとも大切なものと考えている。

福=幸福、禄=財産、収入、寿=長生きである。

どれほど幸運や財産があったところで、死んでしまえば何の意味もない。

そこで“寿”つまり長生きすることがいわば究極の目的となっていた。

日本へは、その他、役行者に始まる「修験道」や安倍清明で名高い「陰陽道」、閻魔大王や地獄の思想、「蓬莱思想」、「風水」、「四神」、「五行思想」、「七夕」、「妙見信仰」、「庚申信仰」など道教が我が国に与えた影響は、枚挙に暇がない。

聖籤 おみくじ

聖籤 おみくじ

道教のおみくじは日本のものとは違い、節目だけでなく、日々占うのが台湾流。

神様の意思は「神牌(しんぷえー)」の結果に表れ、自分に一番合ったおみくじに導かれる。

神牌(しんぷえー)

神牌とは、一対の陰陽を表した木製の半月形の道具

「陽」は始まり、「陰」は終わりを意味しており、「陰・陽」、すなわち物事の始まりと終わりが揃った上で、導きが示されるとの考えである。

おみくじの手引き

一対の陰陽を表す「神杯」を投げ、結果として出た組み合わせで運勢の吉凶を決める。

①おみくじを引く前に本殿に向かって合掌し、一礼する。

②籤竹をよく混ぜ、1本引き番号を覚えて籤竹を籤筒に戻す。

③「神牌」を丸く「陽・陰」に揃え、番号を念じながら床に落とす。

④落とした結果

  • 有牌(陰・陽) >許可有り。該当番号の籤詩(おみくじ文)を引いて終了。
  • 無牌(陰・陰) >許可なし。①からやり直し。
  • 笑牌(陽・陽) >許可待ち。③からやり直し

【聖天宮】へのアクセス

所在地

〒350-0209 埼玉県坂戸市塚越51-1

参拝時間

10時~16時(年中無休)

お問い合わせ先

TEL:049‐281-1161

交通機関

【電車のご利用】

東武東上線若葉駅(東口)から2.5km

【公共バスのご利用】

東武バス「戸宮交差点」から300m

坂戸循環バス「若葉病院前」から50m

【自動車のご利用】

関越自動車道 鶴ヶ島IC・坂戸出口から3.5km

圏央自動車道坂戸ICから1.5km

駐車場:120台(無料)

ホームページ

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マップ


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