秩父三社の一社!日本武尊ゆかりの修験道の霊場【三峯神社】とは
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目次
日本武尊ゆかりの修験道の霊場【三峯神社】とは
三峯神社は、埼玉県秩父市三峰にある神社で、秩父神社・宝登山神社とともに秩父三社の一社である。
雲取山、白岩山、妙法ヶ岳の3つの峰が連なることから三峰と呼ばれる場所に有り、神仏習合時代は修験道の霊場だった。
日本神話の英雄・日本武尊(やまとたけるのみこと)が創建、修験道の祖・役小角(えんのおづの)が修業をし、弘法大師空海が観音像を安置したとされる。
狼(大神)を守護神とし、狛犬の代わりに神社各所に狼の像が鎮座している。
この狼、「御眷属(ごけんぞく)」様といい、神様の使いだという。
日本武尊が、東征の折、この地へ導いたのは、白い狼であった。
三峰山は、富士山から東京へ連なる強力な龍脈(エネルギーの通り道)の上にある。
その山中、標高1102mに当社はあり、その山々の強い氣が流れ込む龍脈スポット(大地の氣・エネルギーが溢れる所)になっている。
剣豪・宮本武蔵はここで二刀流に開眼したと云う伝説が残っている。
御祭神
<主祭神>
- 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
- 伊弉册尊(いざなみのみこと)
<配祀神>
- 造化三神:天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)の総称
- 天照大神 (あまてらすおおかみ)
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創建
景行天皇年間(71年~130年)伝
御由緒
景行天皇の御代、日本武尊は東征の折、甲斐国から上野国を経由し碓氷峠へ向かう道中、伊弉諾尊・伊弉册尊の国造りを偲び山中に創建したのが創始とされる。
景行天皇は東国巡行の際、上総国で白岩山・妙法山・雲取山の三山を「三峯山」と名付け日本武尊が作った当社に「三峯宮」の社号を授けた。
文武天皇の御代には修験道の開祖・役小角が修行したと伝えられる。
南北朝時代には、足利氏の怒りにふれたため社領が奪われ、以後140年の間、衰退。
戦国時代に入り、三峯山中興の祖と称えられる修験者・月観道満が荒廃した当山を嘆き、30数年諸国を勧説し、天文2年(1533年)、社殿を再建する。
以後は、聖護院派天台修験の関東総本山とされ隆盛した。
江戸時代には、徳川将軍家ほか武家の崇敬篤く、寛文元年(1661年)には現在の本殿が造営されている。
一時再び荒廃した時期を経て、享保5年(1720年)に僧・日光法印が山主となり復興する。
日光法印は、神託を受け、猪鹿除け、火盗除けとして山犬の神札を貸し出したところ霊験があらたかであったという。
これにより山犬信仰が拡大していく。
明治2年(1869年)年の神仏分離令により寺院を廃し「三峯神社」と社号を改称し、明治16年(1883年)年に県社に列した。
戦後は神社本庁の別表神社指定となっている
三峯神社の御神託
明確な願望実現、仕事運アップ、金運アップ、災難、盗難除け、家内安全、夫婦円満、心身浄化
三峯神社のおすすめ
三ツ鳥居
境内入り口に立つ日本に7つしかない珍しい鳥居で、明神型の鳥居を横一列に三つ組み合わせた独特の形式で、別称「三輪鳥居」。
日本最古神社とも云われる奈良県 大神神社(おおみわじんじゃ)が有名。
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石畳に浮かび上がる「敷石の龍神」様
龍神様がいる場所は、本殿の左側にある石畳の一角。
石畳に水をかけると、龍神が浮き出てくる。
2012年、辰年に突如出現した、この龍はとても縁起のよいものとされ「敷石の龍神」と呼ばれている。
出典:神社と御朱印 https://jinja.tokyolovers.jp/saitama/chichibu/mitsuminejinja
御仮屋
三峯神社の御眷属神である大口真神(狼・おおくちのまがみ)を祀る宮。
真神はニホンオオカミが神格化したものである。
御眷属は深い山中に身をひそめられている為にここを仮のお宮としてお祭りを行うので「お仮屋」と呼んでいる。
江戸時代、秩父の山中に棲息する狼は、強い霊力を持つとされ、猪などの害獣から農作物を守る眷族・神使とし「お犬様」として崇められるようになる。
この狼が諸難除・火難除・盗難除の神と解釈され関東・東北中心に三峯講が各地で組織され、当社より狼の護符を受ける「御眷属信仰」が当時、火事と盗賊に悩まされた人々に流行した。
出典:ねこねこNEWS http://neconeconews.blog.fc2.com/blog-entry-1205.html
白い氣守
色は緑、紺、朱色、ピンクがあるが、木箱に入った希少な「白い氣守り」は、毎月1日のみ特別頒布される。
「白い氣守り」は、お守りの中で特に人気で、拝殿の前にある御神木を内符に入れてお守りにしたもので、更に、特別なご祈祷がされていて、別格のパワーがあるという。
白は、日本武尊を助けた白い狼の伝説に由来するとも云われる。
氣守りには「勇気」「やる気」「元気」が込められている。
出典:chichibu Life http://blog.chichibu-life.com/entry/2015/12/09/200822
周辺おすすめスポット
不動滝
滝の荘厳さを不動明王になぞらえて不動滝とした。
徳川時代の末期には行者修行場として使用された。
落差約50m。
3段(上段から25m・15m・10m)に流れ落ちる。
三峯神社から14.4km、車で32分。
秩父湖から徒歩約15分。
出典: 迸る水 (ほとばしるみず) http://www.geocities.jp/tyohama/taki/saitama/fudou/fudou.htm
道の駅「大滝温泉・遊湯館」
湯質の良いことで知られる「遊湯館」は日帰りの温泉施設として男女それぞれ1階 檜風呂と地階 岩風呂2つの浴槽がある。
ナトリウム・塩素・炭酸水素・メタホウ酸の各イオン成分が日本の温泉の平均含有以上に含まれ、関東でも1、2位を誇る高濃度の名湯。
塩のきいた温泉で、体温の保持にすぐれ、よく温まる「熱の湯」ともいわれる。
抑揚の効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり打ち身、など。
三峯神社から15.7km、車で32分。
出典:chichibu Life http://blog.chichibu-life.com/entry/2015/12/20/000810
安田屋「わらじかつ丼」
大正5年(1916年)に小鹿野町(おがの)で創業した安田屋。
秩父で安田屋は、「元祖わらじかつ丼」の小鹿野店と日野田店(ひのだてん)の2店舗。
ロース肉は薄めで、揚げたてサックサクの食感と甘辛のタレが絶妙。
小鹿野店:〒368-0105 埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野392
日野田店:〒368-0034 埼玉県秩父市日野田町1‐6‐9
出典:chichibu Life http://blog.chichibu-life.com/entry/2015/02/17/224524
【三峯神社】へのアクセス
所在地
〒369-1902 埼玉県秩父市三峰298−1
お問い合わせ先
TEL:0494‐55‐0241
交通アクセス
【電車を利用】
<池袋駅から>
西武鉄道・特急レッドアローで西武秩父駅まで1時間20分。
三峯神社行き急行バスで 約1時間30分あるいは御花畑から秩父鉄道に乗り換え終点の三峰口駅へ、そこから西武バスで三峯神社へ。
<八王子駅から>
JR八高線で東飯能駅へ、東飯能駅から西武鉄道に乗り換え西武秩父駅へ。
三峯神社行き急行バスか御花畑で秩父鉄道に乗り換え、終点の三峰口駅より西武バスで三峯神社へ。
<上野駅から>
JR高崎線で熊谷駅へ、熊谷駅から秩父鉄道に乗り換え終点の三峰口駅へ、そこから西武バスに乗り換え終点の三峯神社へ。
【バスを利用】
西武観光バス(急行バス) – 山頂駐車場まで、毎日5往復運行 西武秩父駅(西武鉄道)出発で、三峰口駅(秩父鉄道)を経由
西武観光バスHP:http://www.seibukankoubus.co.jp/
毎月1日の白い氣守頒布日には未明から駐車場への入庫待ちの渋滞(最長10キロ)が発生し西武秩父駅-三峯神社間のバス運行時間が通常時片道1時間15分のところ、最大6時間を要している。
毎月1日をはじめ特定日に限り、運行計画が変更となる場合があるため注意が必要。
ホームページ
http://www.mitsuminejinja.or.jp/
マップ
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