火伏の大黒天として知られる大黒天像があるパワースポット【経王寺】
目次
【経王寺】とは?
「経王寺」(きょうおうじ)とは、東京都新宿区にある日蓮宗の寺院で正式名称を「大乗山経王寺(だいじょうざんきょうおうじ)」と言います。
慶長3年(1598年)に、武蔵国豊島郡市ヶ谷田町に尊重院日静上人(そんじゅういんにちじょうしょうにん)という僧によって開創されました。
外濠造成に伴い、現在地へと天和3年(1683年)に移転しました。
江戸時代・元禄年中(1688年~1703年)に入ると物見遊山を兼ねた寺社詣が盛んになり、経王寺の開運大黒天が世に知られ始めたのも、この頃でした。
経王寺の大黒天像は、日蓮宗中老日法の作で、日静上人が身延山久遠寺より持ち出したものと言われています。
度重なる火事でも焼け残ったことから、「火伏の大黒天」として崇敬を集め、新宿山ノ手七福神の大黒天にもなっています。
【経王寺】の見どころ
経王寺では、年6回、60日ごと(暦にある甲子の日)に「甲子祭」という大黒様のお祭りを行っています。
甲子の日には、たくさんのお供物をお供えし、香を焚き、お経をあげて大黒様を供養します。経王寺でも、甲子の日には、「開運火伏大黒天」を特別に開帳して法要をします。
古来より、「大黒様に香花等をお供えして厚く信仰すれば、大黒様はその誠意を汲んでその者に富や禄を与え、降りかかる厄を祓うであろう」と言い伝えられてきました。
自分の大黒様を持っている方は、この甲子祭に持参し申し込みをすれば、開運火伏大黒天の宝前に安置して祈祷してもらえるそうです。
また、開運火伏大黒天像は、新宿区有形文化財に指定されています。
【経王寺】周辺の見どころ
経王寺は、新宿山ノ手七福神の大黒天に指定されています。
元旦から7日までに七福神を安置している寺社を巡って開運を祈る「七福神めぐり」をしてみませんか?
新宿山ノ手七福神めぐりの巡拝路は、昭和中期に入って創設されました。新宿区内の山手地区中心を巡るもので全長8キロメートルほどのコースとなっています。
新宿山ノ手七福神めぐりに限らず、七福神めぐりは、江戸時代の文化・文政年間(1804年~1829年)の頃から盛んになり、各地に七福神めぐりの巡拝路が創設されました。
次の新年には、この七福神めぐりをして開運を祈ってみませんか?
【経王寺】へのアクセス
所在地
東京都新宿区原町1-14
お問い合わせ先
03-3341-1314
交通機関
都営大江戸線 牛込柳町駅東口駅前
ホームページ
http://www.kyoouji.gr.jp/index.html
マップ
スポンサードリンク