潮風の浄化作用感じるパワースポット【松島】
目次
【松島】とは?
松島とは、宮城県の松島湾内外にある大小260余りの諸島のことです。
あるいは、それら諸島と湾周囲を囲む松島丘陵を含めた修景地区のことを意味し、日本三景の1つに数えられています。
260余りの全ての島に名前が付けられており、2007年には、日本の地質百選に選定されています。
松島は、仙台平野を南北に分ける松島丘陵の東端が海にまで達し、それが沈水して出来たリアス式海岸がさらに進んだ沈降地形で、溺れ谷に海水が入り込み山頂が島として残った多島海です。
全体として松島湾を形成し、湾内の水深は10m以内です。これは、この一帯が過去から大きな地震の度に地盤が少しずつ沈下して出来た地形であることを物語っています。
この地域の岩質は脆く、波に洗われる部分は容易に侵食されてしまいます。
その為、多くの小島は上部に松の木等が植生しており、海面に近い基部は白から灰白色の岩肌を見せています。
侵食による奇岩や日本三大渓に数えられる嵯峨渓のような海蝕崖も見かけます。
【松島】の見どころ
松島は国の特別名勝に指定されています。
松島湾周囲の松島丘陵や島の高台には「松島四大観」(まつしましだいかん)と呼ばれる修景地点が散在しています。
これらは、江戸時代に仙台藩の儒学者・舟山萬年によって「塩松環海四山」に由来するものです。
観光用の展望施設はありませんが、797年に征夷大将軍・坂上田村麻呂が絶賛した「長老坂」からの眺望が古くから有名です。
また、松島では大小の遊覧船が就航しているので、船上から島々を眺めることができます。
船上で潮風にあたりながら景色を楽しんでいると、潮風の浄化作用を存分に感じられそうです。
船上からカモメやウミネコに餌やりをするのが観光名物になっていましたが、糞害により松が枯れ始めたことから2014年より湾内での餌やりが禁止となりました。
季節運航で、松島灯篭流し花火大会を船上から見るための特別運航、ディナークルーズ、サンセットクルーズ、ナイトクルーズ、かき鍋クルーズ等があります。
この他にも松島は、月見の名所としても著名です。松島の月は、14世紀には中国にも知られるほどでした。
日本三景に各々「雪月花」を当てはめる場合、松島には「月」が当てはめられます。
松島の「雪月花」における「月」が有名な為、松島温泉では月見風呂をイメージ写真に使用するほどです。
【松島】周辺の見どころ
松島周辺では年中行事も見逃せません。
毎年、8月15日16日には、「松島流灯 海の盆」が開催され松島の生活に根ざした魅力を発信する夏祭りとなっています。
10月下旬~11月中旬には、「松島紅葉ライトアップ」があり、夜の松島と紅葉を楽しむイベントになっています。
毎年2月第1土曜日・日曜日には「松島カキ祭」が開催されます。各種カキ料理を無料で味わえるイベントです。
【松島】へのアクセス
所在地
宮城県松島町松島字町内98-1(社団法人松島観光協会)
お問い合わせ先
022-354-2618(社団法人松島観光協会)
交通機関
仙石線松島駅より徒歩で約20分
ホームページ
http://www.matsushima-kanko.com/
マップ
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