厄除け・除災招福のパワースポット【大崎八幡宮】
目次
【大崎八幡宮】とは?
「大崎八幡宮」(おおさきはちまんぐう)とは、宮城県仙台市青葉区に鎮座する神社です。
社殿(本殿・石の間・拝殿)は、国宝に指定されており、どんと祭の裸参りで有名です。
創建年代は不明ですが、社伝では坂上田村麻呂が宇佐神宮を鎮守府胆沢城(現・岩手県奥州市水沢区)に勧請し、鎮守府八幡宮と称したことに始まったと言われています。
室町時代に入ると、奥州管領であった大崎氏が本拠地(現・宮城県大崎市)に遷した為、大崎八幡宮と呼ばれるようになりました。
庶民からは「八幡堂」と呼ばれていましたが、古来より社名は「大崎八幡宮」でした。1871年には太政官布告により、近代社格制度が制定されたことを機に、「大崎八幡神社」へ改称しました。
鎮座400年の記念大祭を10年後に控えた1997年、「大崎八幡宮」の名勝に復しました。
御祭神には、応仁天皇、仲哀天皇、神功皇后をお祀りしています。
また、江戸時代に仙台で盛んになった卦体神(ケイタイガミ、十二支の守り本尊)信仰に伴い、乾(戌亥)の守護神とされ、戌歳・亥歳生まれの人々から格別な崇敬を受けています。
さらに、大崎八幡宮は仙台総鎮守として、藩祖伊達正宗公を始め、歴代の仙台藩侯はもとより、仙台城下の人々に至るまで、厄除け・除災招福・必勝祈願・安産の神として篤く尊崇されてきました。
「大崎八幡宮」の見どころ
大崎八幡宮の社殿は、仙台藩祖・伊達政宗公の命により、慶長9年より12年かけて、豊臣家召抱えの梅村日向守家次・梅村三十郎頼次・刑部左衛門国次・鍛冶雅楽助吉家といった当世随一の巨匠を招き造営されました。
拝殿内部には狩野派の絵師佐久間左京の筆による唐獅子の障壁画や大虹梁の青龍、石の間の格天井には53種の草花が描かれており、俗に左甚五郎の作と伝わる花鳥動植物や説話風の人物など多彩な彫刻が組み込まれ、全体的に美しい調和を成しています。
安土桃山時代の文化を現代に伝える国内最古の建造物であり、その貴重さから明治36年には、特別保護建造物に指定され、昭和27年には国宝に指定されました。
また、社殿前の長床は創建時期が不明ながらも社殿とほぼ同時期の建築として、国より重要文化財の指定を受けています。社殿とは対照的な簡素な造りから、桃山文化の粋を窺い知ることができる佇まいを成しています。
大崎八幡宮での神事の中でも、「松焚祭」(まつたきまつり)は300年の歴史があり、国内でも最大級の正月送りの行事となっています。
「御神火」を目指して参拝する「裸参り」があります。これは厳寒時に仕込みを始める酒杜氏が醸造安全・吟醸祈願のために参拝したのがはじまりとされ、江戸時代中期には既に定着していた、と言われています。
現在に至っても、白鉢巻き、白さらしを巻き、口には私語を慎むために「含み紙」と呼ばれる紙を咥え、右手に鐘、左手に提灯を持ち、市内各所より数千人が参拝するそうです。
この光景は、仙台の冬の風物詩として全国に知られています。平成17年には仙台市の無形民俗文化財にも指定されました。
【大崎八幡宮】周辺の見どころ
大崎八幡宮は仙台市内にあることからも、仙台だからこそのグルメに出会えるチャンスが多岐にわたりそうです。
仙台と言えば、牛タン焼、笹かまぼこ、仙台牛が有名どころ。この他に、仙台あおば餃子、仙台づけ丼、仙台マーボー焼きそば、三角あぶら揚げ、支倉ランチ等々。
耳慣れないものもあるのが、ご当地らしくて楽しめそうですね。
【大崎八幡宮】へのアクセス
所在地
宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
お問い合わせ先
022-234-3606
交通機関
JR仙山線国見駅より徒歩で約15分
仙台市営バス10番・15番のバス利用にて大崎八幡宮前下車
ホームページ
www.oosaki-hachiman.or.jp/
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