招き猫発祥の地のパワースポット【豪徳寺】
目次
【豪徳寺】とは?
「豪徳寺」(ごうとくじ)は、東京都世田谷区にある曹洞宗の寺院で、山号を大谿山(だいけいざん)と言います。御本尊は、釈迦如来です。
豪徳寺は、世田谷城主・吉良政忠が1480年に亡くなった伯母の菩提の為に建立したと言われている弘徳寺を前身としています。
1633年に彦根藩世田谷領が成立すると井伊家の菩提寺となり、藩主井伊直孝の法号によって、豪徳寺と改称しました。
1677年に、仏殿等は、井伊直孝の娘掃雲院によって整えられました。
境内には井伊直孝以降、代々の墓所があり、その中には桜田門にて死した井伊直弼の墓もあります。
彦根藩主井伊家墓所は国の史跡、井伊直弼墓は東京都指定史跡にそれぞれ指定されています。
【豪徳寺】の見どころ
豪徳寺は、招き猫発祥の地とされる説があることでも有名です。
江戸初期、彦根藩主・井伊直孝が鷹狩りの帰路、この付近を通りかかると、寺の飼い猫が手招きをしていたそうです。
その愛くるしい仕草に誘われ、直孝は寺で一休みしていくことにしたそうですが、寺に入った途端に雷雲が立ち込め、瞬く間のうちに豪雨になってしまいました。
この時、「この猫が招いてくれたから濡れずに済んだ。縁起が良い。」と大変喜んだそうです。これを機に、寺は井伊家の菩提寺となったとされます。
豪徳寺の猫には、招き猫の左手に小判がありません。これは、金銭への執着を良しとしなかった井伊家ならではの招き猫だからだそうです。
この他に、武士にとって左手は不浄の手とされている為、豪徳寺の招き猫は右手を上げている、という理由があります。招福殿の中には、左手を上げている珍しい招き猫がいるそうなので、訪れた際には探してみるのも楽しいと思います。
井伊家の本拠である滋賀県彦根市のご当地キャラクターでお馴染みの「ひこにゃん」は、この豪徳寺の招き猫をモデルとしています。
豪徳寺の本堂に隣接する「招猫観音」(招猫観世音菩薩)を祀った招猫殿のそばにある「招猫奉納所」という一角は、正式名称を「招猫猫児」(まねぎねご)と言います。
願いが成就したお礼に奉納されているようです。
また、奉納されるのは、毎年1月だそうで、この時期が一番招き猫が多くなります。
奉納されている招き猫の多くは、豪徳寺で販売されているものだそうです。
溢れるほど奉納されている招き猫の数は、1,000体を越えると言われており、圧巻です。
【豪徳寺】周辺の見どころ
豪徳寺周辺のオススメと言えば、豪徳寺商店街や山下商店街を散策するのはいかがでしょうか。
豪徳寺商店街は、例に漏れず、招き猫だらけの商店街です。
商店街にはマスコットキャラクターの「たまにゃん」がいます。
毎年5月には「豪徳寺たまにゃん祭り」が開催されます。
また、反対側の山下商店街も招き猫だらけです。豪徳寺商店街と異なる点は、リアルな招き猫がたくさんいることです。
いろんな招き猫に出会える散策というのも新鮮で楽しめそうです。
【豪徳寺】へのアクセス
所在地
東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
お問い合わせ先
03-3426-1437
交通機関
東急世田谷線宮の坂駅より徒歩で約5分
小田急線豪徳寺駅より徒歩で約13分
マップ
スポンサードリンク